■ビバ筆塗り! 「筆塗りでガンプラを作りたい」そう思ったのは、横山宏先生著書の「横山宏 Ma.Kモデリングブック」を読んでからでした。筆で色をおおらかに塗りこむことで表現できる世界もあるのではないか、ポスターのようにきちんと塗り分けるのではなく、平筆で大胆に塗装してみたい、そんな気持ちがありました。 第二次世界大戦など、過去の戦時においても、戦車や戦艦も各戦場でありあわせの塗料で、色を塗り重ねられ、ありあわせの部品で機械をカスタマイズされています。モビルスーツの世界にも、「ありあわせのパーツ」と「ありあわせの塗料」で、局地的に出撃していたモビルスーツがあってもよいのではないか・・・そういう発想からこの作品を作っています。 |
■HGUCリックディアスの製作 特別リックディアスが好きというわけでもないのですが、2体目のHGUCリックディアスを気の向くままいじってみました。(→1体目のリックディアス) ○間接はエポパテで固め、シーリング表現をしました。ミリタリーフュギュアの技術にならい、爪楊枝でモールドを付けてみました、ビバ爪楊枝! ○両肩にはコトブキヤのビームライフルを2連装、バックパックはジャンクパーツを組み合わせて作りました。 ○肩パーツは、BB戦士サンドロックから。 ○ビームランチャーは、ヘビーメタルバッシュのランチャーを加工。実弾兵器としてガトリングガンも付けてみた。 ○ワンポイントとして、発光ダイオードでビームランチャーとモノアイを光らせてみました。ベースの下にタミヤの電池ボックスを仕込みましたが、イエサブ千葉で展示するために最終的にはソーラーパネルで光るようにしました。 |
■HGUCメタスの製作 ストレートに組んで、各間接は接着剤で固めました。 エネルギーケーブルを両手持ちさせてみましたがポーズづけが面倒でした(普通に全塗装で作って、百式と組み合わせたりするのは結構面倒なのではないかと思った)。 メタスも発光ダイオードでモノアイが光るようにしてみました。ポーズを固定してから配線をすることを考えたので、かなり強引な方法で配線を仕込みました。どうやったかというと、リューターを「ギュイーン」と回転させながら(イメージ、イメージ)、配線用の“溝”を「ガリガリ」と彫り、そこに配線を埋め、エポパテで切除したモールドを復活させるという・・・そんな強引な方法で仕込みました。 エネルギーケーブルはHGUCメタス付属のケーブルをそのまま使いました。 |
■リックディアス、メタスの塗装 溶きパテ筆塗りで全身を塗った後、ひたすら筆で塗りまくりました。 出勤前などに、ちょっと塗っては遠くから眺め、ちょっと塗っては眺め、少しずつ少しずつ色をのせてみました。横山先生にならい、ラッカー塗料をぺタぺタとのせていきました。雪山でこのリックディアスとメタスを整備している整備兵の気持ちになって、塗り重ねてみました。横山宏先生の作品を見ながら、試行錯誤しました。とにかく自分で納得するまで塗りこんでみました。 リックディアスは、ホワイト、ブラウン、サンド等の色をパレットの上で混ぜつつ塗装しました。メタスは、ホワイト、イエロー、グレー等の色を同様に混色しつつ塗装しました。 ■特設ページ ⇒ジオラマ製作過程・・・娘たちと一緒に作ったりしています。 ⇒他の写真も見てみる・・・他の角度から撮影したもの、その他解説など。 [RUN] (2008.02.23 UP) |