FULL CHARGE

製作・文 :RUN
使用キット :1/144 HGUCリックディアス、1/144 HGUCメタス
第16回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト ガンプラ小型部門金賞
 ベースの上にキットを並べつつ、構図を考えます。やっぱり頭の中で考えるのと、実際に配置してみるのでは違います。

 配線をしこみながらの作業はちょっと面倒。手順をよく考えて・・・と。
 ベースにマスキングして、ブラウンのジェッソを塗りました。カラーパウダーも少しふりかけてみます。
 雪で覆うので、透けてもいいように、だいたいです。
 完全に組み上げてしまう前に、写真撮影をし、いい絵になるかどうかをチェックしました。
 リックディアスの塗装です。筆で少しずつ塗りすすめました。

 溶きパテをたたき塗った後、塗りにくいところを暗色で塗った後、ホワイトにサンドやブラウンなどを混ぜた色で塗っていきました。
 メタスも溶きパテたたき塗りから。塗りにくいところができてしまい、なんだか大変でした(汗)。このキットなんかつくりにくくない?
 木は、娘たちと一緒につくりました。
 樹木も自作です。「KATOの樹木キット 針葉樹(中)及び(大)」を使いました。セットに入っているスポンジ粒状の樹葉(クランプフォーリッジ)をジューサーミキサーで他の色のフォーリッジと混ぜつつ細かく砕きブレンド。それをコニシボンドG17で幹に接着。
 その手作り樹木に石膏をこすり付けました。
 石膏はすぐ固まってしまうので
 「急いで〜!」「早く〜!」
 「固まっちゃう〜!」
 とパパ(私)が大騒ぎしながら、一緒に作業しました。
 最初は割り箸でつけていましたが、ティッシュに石膏水溶液を染み込ませてなで付ける方法が早くできました。
 娘たちは結構冷静に作業をすすめます。6歳と4歳、職人のように作業してました。今回は、大量に作る必要があったので助かりました。雪が多かったり少なかったりしてますが、それも「味」ということで。
 娘たちと作業できるのが楽しかったりします。
 降りつもった雪は「モーリン社 Rストーン No.513 スノーパウダー 粉雪(N用) 500ml(680g)」と重曹を乳鉢ですりつぶしてブレンドして使いました。
 どちらかだけでも雪の表現は十分できると思いますが、深みがでるかな〜と思いブレンドしました。
 モビルスーツの足元の雪は、そのブレンドした雪とマットメディウムを練りこんで、筆で塗りつけ、さらに、ブレンド雪をふりかけて表現してみました。
 大地を覆う雪の手順は、
(1)石膏を溶かしたものを流して覆う。
(2)その上にマットメディウムを筆で塗り、ブレンド雪を茶漉しでふりかける。
3)水で薄めた木工ボンド(少し界面活性剤入りの台所洗剤を混ぜる)水溶液をブレンド雪の上からスポイトでやさしく染み込ませる。
 そして、さらに(2)、(3)を繰り返す。この手順でやりました。
 樹木にも木工ボンド水溶液をスプレーして、そこにブレンド雪をかけてあります。上の写真のモビルスーツを覆う袋はその作業ために覆ったものです。

 タイトルプレートを付けて完成です。
 タイトルプレートはアルミプレートに、アルプス社のプリンタで作った自作デカールを貼り、フラットクリアーを噴いています。
 LEDを光らせてみます。
 うぬぬ、かっちょいい。
 こういう時がうれしい。
 メタスのほうもモノアイが光ります。

 イエローサブマリン千葉店で、コンテスト展示期間はソーラーパネルで点灯するように工夫してみました。室内ではソーラーパネルは電流が弱く、光りも弱いのですが、長期展示を考慮しての細工をしました。
 塗り塗りしている途中の一枚。
 一般的なガンプラの作り方とは相当違う、むしろ、マシーネン系のイメージ。
 [RUN] (2008.02.23 UP)