A.E.U.G MASS PRODUCTION TYPE ATTACK USE MOBILE SUIT
RMS-99 RICK DIAS

製作・文 :RUN
使用キット :1/144 HGUCリックディアス
第12回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト出品

  千葉軍団でまた千葉イエサブコンに向けてコンペをやろう、ということで、Zガンダム系のHGUCを使った作品をみんなでつくろうということになりました。
 私は、手持ちのHGUCキットがキュベレイ、スーパーガンダム、リックディアスだったのですが、他に参加希望者がないリックディアスにしました。
 最初は、永野護さんのイラストやガンダム・アルティメット・オペレーションのリックディアスを参考にスタイルやスジ彫りをいじっていたのですが時間的に断念。結局、自分にあった作風になりました。(没パーツで一体分ある:汗)

■今回の課題
 普段やらないことをやってみようということにしました。
(1)スジ彫りの追加をしてみる。
(2)基本色は筆塗り、そして筆ムラをエアブラシでおさえるという、横山宏先生がやっていた技をやってみよう!
(3)ドライデカールを自作してみる。フジコピアンNETというサイトで販売している専用シートを使えばできるらしい。

■今回の追加ページ
 (1)リックディアス製作途中画像
 (2)コンテスト展示状態・作り終わった反省など
 (3)ベース製作解説

■HGUCリックディアスの製作
 エポキシパテでつま先を延長、モールドも追加。
 ふくらはぎ内のダボを削り、足首が前後にスイングができるようにしました。
 手はハイディティールマニュピレータ、HGUCリックディアス用(あったんだ:驚)。
 肩には、コトブキヤのメッシュプレートを仕込みました。内径はディバイダーではかると簡単につくれると思います。

■ディティールの追加
 手芸店で購入した半球状のメタルビーズをひじ、ひざ、ももに貼り付けました。
 1ミリ径、2ミリ径のスチールボールをたくさん埋め込みました。
 頭、胸、足、つま先などにスジ彫りを追加、自分でテンプレートを作って、それをガイドにすれば左右対称はむずかしくないと思います。。

 ひざ裏の動力パイプを市販のメッシュホースに変更。これは、作業中におれちゃったので仕方なくという部分もあります。どうも、おれやすいパーツが多くって、結構部品を駄目にしたり、補修したりしました。

 ふくらはぎの裏側にモールドがあるのですが、ざっくり削ってしまいました。あとでエポパテで作りなおす予定だったのですが、これはも省略。みんなで、企画して締め切りに間に合わす企画の場合は、作業予定をところどころで省略して、完成にこぎつけていきます。

 キット付属のモノアイをつけるとおもちゃっぽくなるので、メタルビーズをひっくり返してパラボナアンテナレーダーイメージに。顔の印象は変えたかった。

■リックディアスの塗装
(1)GSIクレオスのサーフェイサー1200を缶で噴いて、傷をチェックしてから塗装しました。僕はサフは1200を使うのが多いです。エアブラシでもサフは噴けますが、時間を節約するには缶のほうが早い。
(2)GSIクレオスのラッカー塗料、エアクラフトグレーを筆でペタペタとムラをつけて塗っていきます。重ね塗りはしません。
(3)その後、草色を筆で単色迷彩、やはりペタペタと。結構楽しい。仕上げにエアブラシで軽く筆の輪郭と筆ムラをおさえてやります。モデルグラフィックスで紹介されていた横山式塗装術をやってみたのです。
(4)エナメルのブラックとブラウンでウォッシング。
(5)MGリックディアス用のデカールと自作コーションデカール(転写式デカール)でデコレート。
(6)つや消しトップコートをしてから、エナメルのカーキにホワイトを混色しつつドライブラシ。
 仕上げに軽くつや消しトップコートで完成。
 結局、仕上げは越智さん風になってしまった。

■ドライデカールを自作してみた
 自作ドライデカールは「フジコピアンNET」というサイトで購入した専用シートでコーションデカールを作ってみました。そこでの商品名は「インスタントレタリングシート」です。
 アルプスプリンタに反転印刷をして、その専用シートに「仮置き」して、テープ状のフィルムが持っている弱い接着力のみをいかして、擦りつけているため、トップコートが必要不可欠ですが、自分でドライデカールを製作できるメリットは大きいです。
 バーリンデンのドライデカールが簡単に手に入らないため、新しい技を習得する必要があったのです。