この作品を作り始めたのは、「金子辰也先生の模型教室」で、「水をテーマにしたジオラマを作る」というお話があり、作り始めたものです。結局、模型教室はやめてしまったので金子先生には完成した姿を見せていませんが、なんとか完成させることができました。2006年4月から9月まで6回通っただけでしたが、プロモデラーから直接ご指導いただけたということは勉強になりました。 本作品は、「なんか簡単にできるものないかな」と思ってHGUCズゴックを題材に選んだのですが、思ったより時間がかかってしまいました。 テーマとしては (1)ドライブラシを使わない。 金子辰也先生に、「HPを見ましたが、ドライブラシを多用しているようですが、ドライブラシが今後の課題になる」と言われ、ドライブラシは古い技法なので、ドライブラシを使わないことにして塗装する。 (2)透明プラ板を熱加工し、水を表現する。 今まで、透明プラ板で、すごく高さのある水柱を作った人はいない(と思う)ので、これは私のアイディアと主張しようと思う(笑)。 (3)海面の表現 「1/700 戦艦大和」を作った時は、石膏で水面を作ったのですが、今回は粘土で作ってみる。金子辰也先生によれば、粘土のほうが作りやすいとのこと。 (4)フュギュアをからめる。 今まで私のディオラマはフュギュアをからめていなかったので、フュギュアをからめてスケール感を出してみる。 ○解説 その1 HGUCズゴックの製作。 ○解説 その2 タイトルプレート、コンテナ、ドラム缶、軽トラック、荷物袋。 ○解説 その3 海面、水しぶき、車止め。 ○解説 その4 フュギュア、迷彩車両。 ○製作途中画像・解説 製作途中の試行錯誤など。 |
この絵が欲しい絵でした。 海面から飛び出すズゴック、逃げ惑う人々。 |
ちょっと失敗したかな、と思ったのはズゴック2号機も同じ塗装の雰囲気、ポーズが違うだけというところ。ナンバーでも振ればよかったかもしれない。 |
とにかく、見た人がどういうシーンなのかわかりやすい、ドラマがあるジオラマを目指しました。「展示台と模型」にならないようにしたかった。 |
サイズが1/144なので、「ハートブレイカー」に比べると百鬼夜行のような展示型のコンテストでは、迫力不足かもしれませんが、今回で百鬼夜行は最後ということなので、ちゃんと作りこんだ作品を出品しようと思い、本作品を出すことにしました。 [RUN] (2007.09.12 UP) |