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さて、問題の海面と水しぶきです。水しぶきをかつてジオラマにした人はあんまりいないはずなので、こういったジオラマも当然数が少なくなります。私の知る限りでは、角田勝成さんとサエキコウイチさんが食玩を使ったジオラマでやっていました。小スケールだと小さな水しぶきでも写真でかっちょよく見えるので水しぶきは透明プラ棒とかで作ったりします。 よく見ればわかるのですが、「透明プラ板」で水しぶきをつくりました。低温のハンダゴテで地道に穴を空け、プラ板を切り、ねじり、地道に水しぶきの形状に加工していきます。やる気になればなんとかなるもんです。 そして、接着はホットボンドを使用しました。わずかな時間で急速に硬化するので、こういった精度は必要なくても強引な角度で接着するにはベスト。ここで問題があって、ホットボンドのグルーは糸を引くんです。考えた末にチャッカマン(ライター)であぶってグルーの糸を消します。お子様注意、失敗すると焦げます・燃えます。でも糸引いてたらかっこ悪いし慎重にがんばりました。 |
車止めはエバーグリーンのプラ板、船止めロープ用の杭は釘です。 黒と黄色のストライプはアルプスMD1500で印刷しました。 港を観察して、水がかかっているような場所に着色して湿った感じを出すとともに、グロスポリマーメディウムで水が残っているような表現をしました。 |
水しぶきは角度によっては平面的になってしまいます。メインは正面から見た時の画像と考えていますので、ある程度は止むをえない。新しいことに挑戦したことが大事かと思っています。 海面は、パジコのアーチスタフォルモ(石粉粘土)を薄くのばして地道にスタンピング。先が丸くなってるものならなんでもいいかと思いますが、私はスパチュラを使いました。 リキテックスカラーのフタロシニアンブルー、ディオキサイジンパープル、グリーンイエローシェード、チタニウムホワイトで着色。 |
車が傾いているのは、考えようによっては不自然なのですが、急ブレーキ、急ハンドルをしたということで。中の将校さんが苦労して作ったわりにぜんぜん見えない(汗) [RUN] (2007.09.12 UP) |