モデラーズサミット2 「フルレポート 百花繚乱!」

 No.87 あるさんの1/48「Survive」25位(43票)
 [あるコメント]
 メガサイズザクとUCHGの対MS特技兵セットでジオラマを作ってみました。
 怪獣映画のように巨大なもの対人間の構図が出せないかという発想でレイアウトしています。ご自由にベースを回転させて、お好きな角度からご覧下さい。

 あるさんの「サバイブ」。
 ザクのパイロットと連邦兵、守られる家族・・・・
 それぞれが生き残りをかけて最後の瞬間を迎える・・・・
 生き残るのは、パイロットか・・・家族か・・・

 1/48メガサイズザクを使用した大作だと思います。
 1/35UCハードグラフの連邦兵とマスターボックスのフュギュアを組み合わせ、高低差を利用した配置もとってもいい。写真を撮っていて、「おーー!」「いいねーー!」といいながらたくさん写真を撮ったので、写真をいっぱい掲載してみました。
 建物は、ミニアートの1/35の工場セットのバキュームフォームキット。俺もそういえば、そのシリーズ持っていたな。俺もどういう商品かは知っているが、うすっぺらいやつで、よくここまでディティールアップしたな、と思いました。
 ザクも戦車のキャタピラパーツを使った増加装甲や、剥がれかかったマーキングなど、その作品だけで十分説得力に値する作品だと思います。ちぎれた腕がいいですね。先にアカマンボさんのところで解説している「左右のバランスを変えて見所を増やす」という法則からすると僕には、これはすごくよい表現に見えます。
 ビル内や、逃げ惑う家族についても相当作りこんであるのですが、撮影した写真になかった。残念だ。
 樹木や街灯などについては、奥さんの「ある嫁」さんの意見も参考にしているようです。こういった他者の意見を取り入れることができるのはジオラマならではですね。イメージを見る者が補完しようとするのです。何が必要かは、回りの人がアドバイスしてくれるのがジオラマのよいところです。
 敗れたポスターに「ジーク・ジオン!」演説中のギレンが写っていたり、窓枠の「CAUTION KEEP OUT!」の文字など、小さな見所が非常に重要なところで、ジオラマの完成度を高めていると思います。 

 ベタ褒めばかりだとあれなんで、気になった点を、なぜこの家族はこんな薄っぺらな廃墟の中にいたのか・・・その一点は気になります。ジオラマの絵としてのビジュアリティが高いので、それは非常に些細なことなのかもしれません。ただ、私もこれから同じことをしていく予定ですが、ここがどこなのか、逃げ惑う家族の名前は?家族構成は?特技兵に恋人はいるのかな?などと、たーーーーくさん、背景と想像力を膨らませると、すんごーーーく、もっともーーーといいジオラマが作れると思います。これは僕自身にも言えることです。
 あるさんと自分のジオラマの両方から獲たことを次の作品づくりにお互いに活かしていきましょう!

 うれしかったのは、あるさんがジオラマをはじめるキッカケとなったのは、モデルランナーを見たことからだったそうです。まさか自分のサイトでこうした素晴らしい作品を生み出してくれるとは、ホント、うれしいですよね。

 なお、作品の足元には、こんなプレートが置いてありました。
 あるさんが、中学2年生の娘に「回しても良くってよ(お蝶夫人風)」って感じの絵を描いて
〜と頼んだら、「後ろ見たいなら回せばいいじゃない!!」とツンデレになって出来上がったとのことでした。高校生の息子さんと中学生の娘さんがいて、お父さん、毎日こんなの作っていたら、そりゃまぁ・・・・「楽しいじゃん」ねーーー。

 そして、今回、うわさの“ある嫁”様にお会いすることができました。「ある嫁の旦那観察日記」があまりにも面白いので、本当に実在する人物なのか?・・・あるさんがふざけてブログ書いているのではないか?とも思ったことがあるのですが、ある嫁は実在した!?!?

 最初、まこりんさんの隣で、ひざ抱えて二人で“体育座り”していたので、「まこりんさんの 奥さんですか?」と聞いたら、まこりんさんが「愛人です」と・・・そしてある嫁が「はい 愛人です(笑)」って、あーーた、どういうご関係?突っ込むとそれが、“ある嫁”様だった。

 ほがらなか方だった。にこやかな方で一緒にお話したら楽しいかな、と思った。お話を伺うと、まこりんさんやあるさん、すえぞーさんは、みな滋賀県の模型店「ファイナルラップ」を拠点として家族同士で仲良くしているとのこと。なんか千葉軍団みたいだね。
 あるさんのさりげない言葉に一瞬で突っ込みをいれる鋭さに自分の妻チコブルを思い足した(汗)。あるさんとある嫁様、夫婦漫才みたいなノリツッコミ。またいつかお会いしましょう、今度は食事でも一緒にしたいですね。

 全国で、こうした小さな和がたくさん、集まって大きな和になる。和がドンドンドンドン大きくなっていく、いいね、サミット。やっぱり必要サミット。