E.F.S.F MASS PRODUCTIVE MOBILE SUIT
MS-06F-2 ZAKUU F2

製作・文 :けんた
使用キット :MG F2ザク
第6回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト出品

 HJのお手軽改造方法をぱくり、気になるところに手を加えています。

【頭 部】
 モノアイ部分の透明パーツとフェイス部に隙間ができます。
 なので、パテで埋めると精度がぐーんとあっぷ。のはず。
 口のダクトは想いっきり薄薄攻撃をしてやります。
 後ハメをするには、頭部パーツの下部をすっかりくりぬくことで可能です。
 リューターでガリガリ削っちゃいましょう。
 モノアイはモノアイの後ろにラピーを貼ることでピカピカにできます。

【肩 部】
 シールド基部は、ディテールアップパーツのバーニアをぶった切ったものを使うことでシールドの稼働軸を隠せます。
 シールドはサイドにモールドが入ってましたが無骨な感じにしたかったので、モールドを埋めてしまってます。
 スパイクアーマーは上部が妙な形状で、ひらったくなっていたので、パテで形状を球形に修正。スパイクのとげを真鍮のディテールアップに変更。←塗装がすぐ剥がれます。お薦めしません・・

【腕 部】
 上腕を確か2mm延長。(HJのぱくり)

【胸 部】
 バストの下方のラインを2mmほど上方にするために裏打ち後、けずりこみます。多少印象がかわります(笑)(HJのぱくり)

【股 間】
 股間軸を2mmほど詰めます。
 これによって腰まわりが多少細くなりすっきりする、気がします。
 また、股間軸の向きを上下反対にすることで若干足が長くなったように見えます。(全てHJのぱくり)

【脚 部】
 脛パーツのふちを削ることで足首の稼働を増やせます。見た目もよくなります。(HJのぱくり)

 その他・全てのバーニアのディテールが甘いので、開口してバーニアを2重にしています。誰も見ませんが、自分的には満足いってます。
 最近のMGはプロポーションはよくなってきていますが、ディテールをさぼっている気がします。自己満足仕様で作る人は2重化は必須ポイントかも。

【塗 装】
 塗装は黒立ち上げではなく、ガンダムカラーに白を足すことで自然なグラデーションを出しています。
 白の部分はたしかサンドイエローの上にガンダムカラーの白で立ち上げ。

【あとがき】
 そんなこんなでまたしても地味な作品に・・・
 いいんだ、、いつか派手な作品を作ってやる(泣)


 投票式のコンテストでこの手の作品は票が入りにくい。なぜかというと直感的に改修点や塗装の“売り”がわかりにくいからです。例えば、第6回大会ガンプラ部門2位のSガンダムなら“鮮やかなスプリッター迷彩”、やはり第6回ガンプラ大賞作品のアレックスなら“人相の悪い面構えとオリジナルバックウエポン”・・・

 模型コンテストは投票式でもプロが選ぶ場合でも、どれだけ長い時間自分の作品に目をとめてもらえるか、逆に言えば目立つアピール点がどれだけあるかという点になります。特に工作より面構成をどうやって主張するかが重要です。グラデ−ション、オリジナルデカール、ウエザリング、大角風オリジナルモールド・・・こういった技で面の情報量を増やすと眼が止まりやすい傾向にはあるようです。

 けんたさんの作品を題材にあげさせていただいて申し訳ありませんでした。
 優れた工作力があるのですから、本人もおっしゃられているような派手な大作をお待ちしています。
 2003.03.07 (RUN)