G.P.M主催のワンデーモデリングコンペに参加してきました。 今回はWAVEの「1/144 テムジン(電脳戦機バーチャロン)」のキットを使い、1日(8時間 10:00〜18:00)で模型を完成させるというものです。 「1/144 テムジン」は現在絶版の希少キットですが、実籾の模型店「ハッピー」さんのご好意でキットを提供していただきました。 |
9:30 僕は、テムジンがどんなキットかわからなかったので、HGUCゴッグをメインキットに選びました。 パチ組みと接着までOKなので、そこまでは事前にやりました。 右手はなくしちゃった・・・(汗)、あとでなんとかします。 HGUCゴッグは初期のHGUCキットではありますが、ボリューム感がいいですね。その割には間接が貧弱なのがちょっと心配。 |
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10:00 まずは、本体の加工から入ります。 モノアイは、5ミリの穴を開けました、あとでレンズを裏からハメます。リーマーで少しずつ削って5ミリの大きさにしました。 肩の軸を削って、腹と胸が後でドッキングできるようにアトハメ加工。 表面処理はスポンジヤスリ、ダイソーの爪やすりで。全身にエポキシパテを盛る予定なので、あえて荒めの表面処理としました。 |
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おなかのほうもアトハメしやすいように少し削っておきました。 デザインナイフの黄色の柄の部分は僕はノコギリで短く切って使っています。 |
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11:00 このあたりでテムジンを取り出します。 パチパチと組みはじめたところ・・・組むのが大変!ポリキャップとプラの“合い”が悪い(泣)。ウェーブ初のインジェクションキット、パーツ分割は面白いのですが、ポリキャップとプラ部分が上手くはまらない。 しょうがないので、全身を組むのはアッサリあきらめて、予定どおりゴッグの改造パーツに使うことにします。 |
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ジャジャーン! だいたいシルエットはOK ちょっとしかテムジン使ってないけど。 腕にはHGUCハイゴッグのハンドミサイルユニットを装着。 |
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12:00 全身にミリプットエポキシパテを盛り付けていきます。相当な量を一気に練っていたら、まわりから、「固まらないだろ」とか「そんなに使うのか?」とかいう突っ込みがありましたが、使いきっちゃいました。 灰皿の上にエポパテを置いて、携帯バーナーでエポパテを温めて、練りやすくし、硬化速度も速めてみました。 ここから、モデルカステンの「ツインメリットコーティングローラー&スタンプ5本セット」を使います。 先っちょにメンタムをつけて、コロコロ転がしてスタンピングしていきます。 |
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12:30 ツインメリットコーティングした状態がこちら。上の写真の状態から30分くらいでツインメリットコーティングできたのではないでしょうか?もちろん、ぶっつけじゃなくって、練習してますよ。 これだけ盛ってあれば、水中機雷などこわくない、タダでさえ強度があるゴッグですが、相当強くなるはずだ。水中なら重量の増加は問題ないはず。 ここから1時間くらいは触っちゃいけないことになります。練りたてのエポパテは触っただけで指紋がついちゃうんです。この時点で持ち手がついているのはそういう理由。 昼食に入ります。暖めると硬化スピードがあがるらしいので強い日差しにさらしておきました。 |
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13:30 のんびり昼食をとって、いざ塗装です。 ここから4時間で塗り終わらなくてはいけません。下地塗装と基本塗装を一緒にやるべく、GSIクレオスのビンサフ500番と、Mr.カラーのミディアムブルーを混色して塗りつけます。さすがに強い隠ぺい力! HGUCハイゴッグのオレンジのパーツは直接ダークアースを塗りつけました。 |
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15:00 続いて迷彩塗装。サンディブラウンでうにょうにょと迷彩をほどこしてやりました。ミディアムブルーとの愛称がよかったのか、うまく発色してくれました。 実はこの組み合わせ、サエキコウイチさんがプライベートで作ったHGUCアッガイを塗装した際に使った迷彩の組み合わせでして、一度やってみたかったんですよね。 |
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この写真は切り込み隊長が撮影してくれたものです。 卓上にデザインナイフとヤスリがあるのですが、これはツインメリットコーティングを盛り付けすぎた部分を削ったり、関節のきつい部分を調整したりしながら塗装しているからです。強引だなぁ。 この直後、アクシデントが発生。股の間接が折れました。ショックがでかかったのですが、2ミリのアルミ線を通して治しました。さらにパーツをゴミ袋に落としたり、あたふたしてしまいました。朝から7時間くらいたつと疲れも出てきます。 |
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仕上げに、 @フラットブラック+フラットブラウン+レッドブラウン(タミヤエナメル)でウォッシング Aインターミディエイトブルー+レドームタン(ハンブロール)でドライブラシ ツインメリットコーティングしてあるので、くど過ぎないように薄くやったのですが、効果でてますかね〜?ちょっと墨入れは薄すぎたかな? 終盤間際に、ギャラリーのAFVモデラーの方々が僕にいろいろとアドバイスしてくれまして、そのアドバイスをもとにいろいろやっています。 「迷彩と迷彩をなじませたほうがいい」 「ウォッシングはタミヤのは割れるからテレピンを使ったほうがいい」 「ドライブラシは色を付けすぎてはダメ」 「ウェザリングをしてみよう」 と最後の30分はプチ模型教室のようになっていました。 |
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背面はこんな感じです。テムジンの武器と、テムジンの胸パーツ、そして電撃ホビーマガジン付録のミニプラモを貼り付けています。 バーニアはGSIクレオスのウェザリングマーカーセットの「ガンダムバーントアイアン」で塗装。 |
なんとか8時間で完成。 まぁ、なんとか形になりました。 ツインメリットコーティングが楽しかったです。 モノアイは外国製の模型用レンズを使いました。 強そうなゴッグができてよかったです。 [RUN] (2009.08.01 UP) |