MSJ-06II-A TIEREN Ground Type

製作・文 :RUN
使用キット :1/144 HG MSJ-06U-A ティエレン 地上型
第2回 ONE DAY モデリング コンペ 参加作品

 第2回ワンデーコンペということで、一日で作るキットとして選んだのは、「機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)」の量産型モビルスーツ、ティエレンです。ダブルオーのキットを何か作ってみたかったのです。
 今までのワンデーコンぺは、ポーズ固定のジオラマ作品が多かったのですが、今回は可動を残し、HGで挑戦です。

 パチ組みと接着は自宅でやってきました。最初は、合わせ目消し、パーティングライン、ゲート痕等の処理です。
 使っている工具は、ヤスリほうだい、金属プレートに400番耐水ペーパーを貼ったもの、爪とぎ用ヤスリ、そしてスポンジやすり。結構疲れますが、負けずにどんどん整形していきました。

 だいたい1時間くらいでこの状態に。すでにかっこよくねぇ?
 一気にやるとやっぱり疲れましたね(汗)。このまますぐに塗装に入りたいくらいですが、次の工程にうつります。

 モーターツールで、シールドや足まわりのエッジを中心にダメージ痕を付けました。手がすべると大変なことになるので、時間をかけて慎重に、全体のバランスをみながら、キズをつけていきます。コーヒー飲みながら、30〜40分くらい時間をかけて楽しんでキズを付けていきました。
 切り込み隊長がやってきて、「そこがドライブラシの時に浮き出てくるんですね」と言われました。「そうそう、そうなんですよ」と、うまくいくといいな。
 モーターツールでガリガリやると、全身に「ケバ立ち」が発生するので、真鍮ブラシではじくようにケバを落としてやりました。普通歯ブラシを使うとこなんですが、真鍮ブラシは金属の中でも特にやわらかい真鍮線を使っているので、表面をあまり傷つけることなく、ケバをはじくことができるのです。

 塗装は、成形色の上から、直接塗装することにしました。いろんなグリーン系の色の中から今回使う色として選んだのは、ガイアノーツカラーのライトグリーン、ダークグリーン、RLM60グレー。グリーン系の2色迷彩風にしてみようと。
 緑で塗るなら成形色でもいいのでは?という意見もあるかもしれませんが、完成時のコクが違います。

 筆でドンドン塗っていきます。全部同じような色だと面白みがないので、胸部、両肩のシールドはタンで塗装しました。組み上げて、全体のバランスを見ながら色をペトペトと色をのせていきました。
 基本塗装後に、調色済みのエナメル塗料(フラットブラック+フラットブラウン)でウォッシング。割れるのがコワイので、エナメル塗料を染み込ませたティッシュでたたくように色をのせました。この方法ならあんまり割れません。
 そしてさらにドライブラシ。ハンブロールのマットカーキドラブに少しずつマットホワイトを足しながらドライブラシをしていきます。本当は、部位ごとに違う色でドライブラシをしたかったのですが、時間不足のため組んだまま、ザックリやりました。

 そして、完成しました。モーターツールによるダメージ痕が、ドライブラシによって浮き上がっています、予定どおり、よっし!
 マーキングは、黄色のラインがハンブロールのマットトレーナーイエロー、星マークと細かいマーキングはバーリンデンのドライデカール、機体ナンバーは電撃ホビーマガジン2008年1月号付録のシールなど。

 濃淡をつけた緑色がいい味を出してくれていると思います。
 アンテナは1mm真鍮線にして、シタデルカラーケイオスブラックで塗装。

 筆塗りで、気のむくまま楽しく塗装するっていいな。
 今度は同じ方法でマスターグレードとか塗ってみようかな。
 [RUN] (2007.12.22 UP)

 →ちゃんとした撮影環境で撮影してみた写真をUP
 [RUN] (2008.07.09 UP)