GUNDAM SEED BATTLE SEEN
DOUBLE SWORD ATTACK

製作・文 :RUN     製作協力:ココト(私の次女 2歳児)
使用キット :1/144 HGカラミティガンダム HGジン
電撃ガンプラ王決定戦2005東京大会 シニア部門 審査員特別賞

■電撃ガンプラ王決定戦2005東京大会に参加して

○この作品は「電撃ガンプラ王2005東京大会シニア部門」で「審査員特別賞」を受賞させていただきました。大会の様子はレポートコーナーで他の作品とともに紹介したいと思いますが、ここでは、その前に今の気持ちを残しておこう。

○この「ダブル ソード アタック」を思い起こせば、HGカラミティガンダムは勝浦のマラソン大会の出発時間待ちの時間、車の中で組みました。
 HGジンは、花粉症のため耳鼻科の診察券を出すために並んだ待ち時間、ベンチで組んだ思い出があります。となりのおじさんに「面白い人と会った」と言われながら。
 HGジンの頭部アトハメ加工は、河口湖の泊まりのマラソン大会で、寝る前に小さな明かりでこりこり削ったのを思い出します。
 時間はないというより、「ひねり出す」という感じが近いです。努力というならば、それが努力だったかもしれません。聞いたら拳王さんとか珍さんもそんな感じらしいです。模型が好きなのかな、やっぱり。

○ジンの切断の部分は、ガンダムSEED見たり、いろんな作例から、どういう表現がいいかウンウンうなりながら考えました。結果的にはあんな風になりましたが、切断痕は奥が深く、今後も追求してみたいと思いました。

○今回はウォッシングに失敗してかなり苦労しました。
 なんで新しい塗料を使ったかというと、僕は「塗り」は急に変わらないと思ってるのです、誰が作ったかは「塗り」でだいたいわかると思うので、新しい方法を見つけてみたかった。はじめからガシガシ汚すつもりだったので自分のイメージとは違ってないけど汚くなっちゃったかなとも思っています。
 失敗の中でも、シタデルカラーがラッカー面をはじくのなら、模擬戦の「ペイント弾」に使えるとか、ハンブロールが完全乾燥後溶けないのなら薄くフィルターのように重ねて塗装できるとか失敗の中から学んだこともありました。普通の作例から一日コンペのSEEDコンペに技術をフィードバックすることもあります。

○電撃ガンプラ王決定戦2005東京大会で審査員特別賞をいただきました。失敗ばかりで泣きそうになりながら、次の作品に行きたいのを我慢しながら完成させたので、うれしかったです。
 「失敗ばかり」という話を、みんなにしたら、みんな口をそろえて「オレだって失敗ばかりだよ」とみんながいいました。今日飲み会で一緒だったのは「上手いと私が思ってる人」ばかりなんですが、そう言われました。考えてみれば、失敗はあって当たり前、失敗をおそれてチャレンジしなかったら、何にも達成できないかなと思いました。

○今回、ガンプラ王に私出すの、相当やだったんです。だって、入賞しなかったら、自分が何位ぐらいにいるかもわからないし、よかったのか悪かったのかわからないし。
 ただ、本当に「今日行けばみんなと会えるかな?」「みんなからコメントもらえるかな?」「入賞しなくてもここならいいわけできるかな?」というぐらいの気持ちです。
 それに明日のことはわからないし、出せる時に出しとけ〜、みたいな。

○入賞の可能性はゼロとは思っていなかった。なんで入賞の可能性があるかと思ったのか、それは、過去のガン王や関西大会の様子から、ジオラマ作品はほとんどないと思ったからです。流行の作風ではないが、個性ならあると確信はありました。実際、たくさん上手い作品あったけど「オレ作風違うしな〜」とビビリはしませんでした。
 ただ、「ホビージャパンの付録を電ホのコンテストに出すってどうなの?」みたいのもあったし(みんなからも言われてた:笑)、期待しないほうがあとでがっかりしなくていいかな、なんてところでした。

○結果的には、賞をもらって、G2000や拳王さんに騒いでもらって、すんごくうれしいのですが、本当、「恐縮してます。」
 今回、関東はシニアは約200作品中、受賞は1〜3位と審査員特別賞2名、バンダイ賞、電撃ホビーマガジン賞の7作品だけ。オレよりキット単品ではうまい人が多数いました。そんな中で、賞に入れてもらって恐縮しながら、喜んでいます。

○考えてみれば、コンテストに出して何も入賞できないのも、「失敗」と考えれば、失敗をおそれるがゆえにコンテストに出さないという選択肢もあります。でも出さなきゃ絶対、賞はとれないし、挑戦することでいろんなことが見えてくる事もあるかなと思いました。

○まぁ、手をうごかさなくちゃ、何にも形にならないしな。
 とりあえず、手を動かそう。
 作らないと言えないしな。
 そして、賞に入ったから言えることもある、ちょっとホっとしてる自分もいたりする。

○ガン王レポートは、なるだけ早く書き上げますよ、がんばって。
 だいたい上手い人のを30作品くらい写真バチバチ撮りました。
 全部は無理です(汗)、写真うまくとれてるといいなぁ〜。

 [RUN] (2005.08.08 UP)



 BBSにて、お祝いを含めて作品のコメントをたくさんいただきました。
 みなさんの意見から、自分の気づかない個性に気づくこともあります。
 今回は他にも多数の方からお祝いの言葉をいただき、ありがとうございました。

○獲れば言える事たっぷり聞かせて貰いましたよ・・・orz
  イエ千葉も俄然、盛り上がるね。マジ、羨ましいよ。
 [G2000棟梁] (2005/08/08)

○やったね!!自分の事のように嬉しいです。
 今度ソードカラミティじっくり見せてくださいね。
 [切り込み隊長] (2005/08/08)

○ガン王 審査員特別賞おめでとうございます。
 ソードカラミティもカッコ最高に良かったですが、
 ジンの切られっぷりが名脇役として光ってましたよ!
 [yumoさん] (2005/08/08)

○この度はガンプラ王での受賞おめでとうございます!
 takayo4さんから聞きつけて駆けつけた次第でございます^^
 色々な意味で「力」を感じる作品ですね、魅力があります。
 失敗しない模型作りなんて楽しくないと私は思います、
 たくさん失敗してもっと模型を楽しんでください♪
 私も失敗ばかりですよ〜今日もパーツを落して破損させました(笑)
 [Peckさん] (2005/08/09)

○「ダブル ソード アタック」拝見させて頂きました。
 RUNさんのジオラマは幾つも拝見させて頂きいつも勉強させて頂いていますが、今までに無いほどの時間の流れと言うか、過程&スピード感を感じ得ずにはいられませんでした・・・。また、製作過程も初公開(?)されていて嬉しいです。
 [G2000スズキさん] (2005/08/15)

○ガン王審査員特別賞おめでとうございます!
 さすがは千葉軍団団長でございます。作品は千葉軍団の合宿の時にすでに拝見済みでしたが、完全に「RUN色」の詰まった作品だと思っておりました。「ちょっと汚しすぎたかなぁ?」なんて仰ってましたが、どうしてどうして。しっかり結果が出たという事は完璧だったんですよ。
 [おっちゃー] (2005/08/24)

○G王審査員特別賞オメデトーゴザイマスっっ!p(>▽<)q""
 ヤッパRUNさんっ!さすがでありますっ!!ブった切った断面の表現ってムズイですよね。オイラも豪快かつ痛快に敵をブっ倒すジオラマを妄想ちう・・("妄想"がポイント←コラ)ソノ際、参考にさせて頂きますわ!(^ー^)
 [BAD−U3] (2005/08/28)