ZION DUKEDOM MOBILE SUIT MS-06D ZAKU DESERT TYPE
MS-06D ZAKUU

製作・文 :RUN
使用キット :HGUCガルマ専用ザクU+MSVデザートタイプザク

 今の三十前後のガンダムモデラーの心を熱くするMSV(MOBILE SUIT VARIATIONの略)シリーズ。現在のガンプラの自由な気質を作り上げたモビルスーツ達。特にザクは多くのバリエーションがあり、私もデザートタイプザクを作ってみました。HGUCザクUと旧キットとのニコイチです。

 多くのモデラーさんが同様の作品をやっているのですが、次のコンセプトで製作しました。
@多くの者が描くデザートザクのイメージを崩さない。
AいつもアルテコSSP-HGパテばかりつかっているので、今回はタミヤのポリパテを中心に成形していく。
Bウォッシングには油絵具をペトロールで溶いたものを使ってみる。

【頭 部】
 アトハメ加工により、下からモノアイレールをはめ込みます。モノアイはピンバイスで開口した後、Hアイズピンクを埋め込みました。Hアイズの裏は銀のシールで押さえています。キラリと光ります。トサカは旧キットから。

【胴体部】
 胸当ては、旧キットの左右を幅つめして使用。ポリパテで自然なラインになるように整えました。腹部の赤いパーツも旧キットのものを加工して使用。
 バックパックはやすりがけがしにくいのですが、極細の金属やすりなど使用して丁寧に成形しました。
 左右の腰につくハンドグレネードパックは開閉可能です。

【腕 部】
 腕の左右のシールド、ショルダーアーマーは旧キットから。HGUCの間接を使用して接続してあります。下腕はアトハメ加工を行い塗装しやすくしてあります。

【脚 部】
 ヒザあて、内側ダクト、後側ダクトが旧キットから。旧キットから必要な部分を切り取ってスタイルのいいHGUCに貼り付けます。当然ラインが合わないのですが、ポリパテの「削り盛り」を行いラインが自然になるようにします。

【武 器】
 マシンガンは、旧キットのパーツを最大限に活かし、オリジナル武装としてみました。ヒートホークは塗り分け部分はマスキングで対処します。

【表面処理】
 サーフェイサー1000で傷、旧キットとの接続部分のおかしいところなどをチェック。隙間などがあれば、溶きパテで修正。その後、サーフェイサー500(缶)を噴き、ウォッシングやドライブラシがのりやすくしておきます。

【塗装】
○タン(基本色A)=マホガニー→ダークイエロー+タン→タン
○オリーブドラブ(基本色B)=オリーブドラブ+ブラック→オリーブドラブ
 基本色は面の中央が明るくなるように、エッジに暗い色を残すように。
 コンプレッサーの圧力は下げ、エアブラシのノズルは絞ります。
 エアブラシで3ミリぐらいの線が引けるぐらいかな。
○シールド、間接等=黒→黒鉄色
 黒を最初に塗装するのは黒鉄色の塗膜が厚くなるのを防ぐためです。ドライブラシを予定しているためグラデーションは不要。小スケールですし、グラデはあまり意味がない。
○赤=レッド
 あまり発色をよくすると“浮く”と考え、サーフェイサーの上から直接塗装しました。通常赤系はホワイトの上から塗装しないと豊かな発色は獲られません。

 ヒザパッドや腰のクラッカーケースなどは、成形の段階で接着してあったため、マスキングで塗装しました。マスキングは、きちんと細長く切ってから貼り付ければきれいにできると思います。

【ウエザリング等】
○第一段階:ウォッシング
 油彩のピーチブラックとバーントアンバーをペトロ−ルでシャブシャブに溶いて、平筆で全体に塗装。乾燥後、割り箸にティッシュペーパーを巻きつけたものにペトロールを含ませ、たたくようにふき取りました。ふき取り過ぎたところには、ティッシュに直接塗料を付け擦り付けました。
 特にエッジや奥まったところに塗料が残るようにすると感じが出ると思います。
○第二段階:デカール
 ウォッシングの後にデカールを貼ります。ウォッシングの前だとデカールが染まりすぎてしまうからです。旧MSVキットのデカールのみで行く予定でしたが、印刷がずれているようで、「26」のマーキングと胸の識別番号のみ使用(残念)。ドライデカールで補うようにポイントにマーキング。
 デカールの後に缶スプレーのつや消しトップコートで塗面・デカールを保護。
○第三段階:ドライブラシ
 エナメル塗料で。塗料はあまり薄めないです私は。
 タン部分:ダークイエロー
 オリーブドラブ部分:オリーブグリーン+ダークイエロー
 黒鉄色部分:ジャーマングレー+ニュートラルグレー
 それぞれ、更にデザートイエローやホワイトを加え、エッジを強調しています。

【フィニッシュ】
 全体を組んでから、缶スプレーのつや消しトップコート(ラッカー)を噴いて完成です。エアブラシでもつや消しコートはできますが、艶が出やすいので私はつや消しの時はいつも缶です。

 「ジオン公国軍砂漠戦用量産型モビルスーツMS-06Dデザートタイプザク」 MSVを知っている世代には熱いものがあります。
 他のバリエーションも作りたいと思っています。