HGUC第3弾にこのキットが発表された時は驚きました。僕はザクVに特別な思い入れはなかったんですが、バンダイの川口克己さんがホビージャパン誌上で、「こういったキットが売れれば、次の可能性が広がる」みたいなコメントを発表してまして、「じゃ俺も買うか」と奮起して買ってみました。 組みやすさ、ボリューム感は十分で、まったり組み立てていたら、イエローサブマリン千葉店のニャンコKから「完成品早く持ってきてくださいよ」と言われまして、短期間で完成させました。 |
【製 作】 MG(マスターグレード)と異なり、パーツの合わせ目が目立つ部分が多いので、しっかりと接着してペーパーをかけてあげました。だいたい400番ぐらいの耐水ペーパーをかけてあれば十分だと思います。プロペラントタンクやビームライフルは曲面ですが、モールドを消さないように丁寧に合わせ目を消してやればいいと思います。 モノアイは、ウェーブのHアイズを使用。下の図のように頭がパカッと開きます。内部メカを作りこんでも面白いかもしれませんが、あんまり意味がないのでやめました。ただ、塗装後にHアイズをハメ易くなりました。ピンと後頭部をちょっと削るだけです。 また、頭部バルカンは、真鍮パイプでディティールUP。キット解説書の完成見本もここは真鍮パイプになっていて、「いいのか?」と思いました。(=完成例なのにディティールUPやり過ぎじゃないの?) |
【塗 装】 濃緑:濃緑色がベースカラー。 淡緑:ガンダムカラーザクUがベースカラー。 赤:ガンダムカラーレッド1がベースカラー。 バーニア:焼鉄色 全体を組み上げてからトップコートを全体に吹きました。 グラデーションは弱目で、ちょっとイマイチ。 胸の三角マークは、仮面ライダーの食玩についていた金色のシール。「なんか貼っとこう」ぐらいの感じです。ビームライフルのスコープも同様に食玩のシールです。 |
【後 記】 このキットはうちの奥さんチコブルと付き合っていたころに組み立てていたキットで懐かしく思います。当時俺は、デートするより模型作っていたほうが楽しくて休日もチコブルのところに模型道具とキットを持ち込んで作業をしていました。 チコブルがご飯を作っている時に、このザクVの頭部の開閉作業が完成しまして、「パカッ、パカッツ、ほら凄いだろう、キットじゃこうならないんだぜ!」と言って見せに行ったら、「だから?」と言われました。女にこの魅力はわからないぜぃ・・・と思ったりしましたが、こんな私を許してくれる彼女をありがたく思ったのも事実でした。今もこんな私を許してくれる妻には感謝しております。 また、イエローサブマリン千葉店には、当時そんなに持ち込み作品は多くありませんでした。コンテストもなかったしね。今見るとこの作品も、ピュアな感じがします。「かわいい」って感じで・・・ イエサブ展示作品のレベルあがっちゃったなぁ〜“素”じゃなぁ〜・・・ 今の私だったらウォッシングしてドライブラシぐらいしたりするかもしれません。艶もつや消しのつもりが半艶くらい出てるし。「当時の作品」ということで、私は一度完成品扱いした作品はできるだけいじらないようにしていますので、これはこのままに。 (2003.05.19 UP) |