第12回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテストを終えて


 第12回イエサブコンの結果発表です。
 私があいかわらず、いいたいこと言ってますが、ご容赦を。

第12回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト
○作品募集期間 2006年2月1日より2月15日まで     
○投票受付期間 2月16日から2月28日まで  
○集計日         3月1日  
○結果発表・作品返却 3月2日より
 【部門設定】
 ・ガンプラ大型部門
 ・ガンプラ小型部門
 ・ガンプラジュニア部門
 ・ノンジャンル部門
 ・改造ミニ四駆部門   計5部門
 【参加費】
 無料

○ガンプラ大型部門
 ・大賞 MGリックドム (G2000スズキさん) 32票
 ・入賞 MGキュベレイ (ケイティさん) 23票
 ・入賞 MGZ&MG百式 (High jack terrorist(GPMアポロ)さん) 21票
 ・入賞 HGUCサイコガンダム (HIDE-O(千葉軍団)) 19票
 大賞はG2000スズキさんのMGリックドムをオリジナルアレンジした作品。「スズキさん、なんでこれ百鬼夜行3に出さなかったの?」って感じ。見て「気合入ってる」というのがわかった作品。堂々としていて貫禄がありました。埋め込まれたバーニアやパテ盛りして形状変更された部分がうまくはまっていました。
 二位はケイティさんのキュベレイ!以前作られたキュベレイのリペイント作品ということで、ケイティさんのイメージではディティールアップやデカールワークなど、もっと盛り込まれたものが完成するはずだったのだろうと推測されますが、フォルムをだいぶいじってあって、それだけですでにかっこよかった。ケイティさん的には、渾身の一撃ではないと推測されますが、それでも二位。ケイティさんがイメージしていた完全完成バージョンが見てみたい。
 三位は、ハイジャックテロリストさん、GPMのアポロさんですよね?、MGZver.2とMG百式の2体を出品。それぞれがとてもよく作られていました。私的には百式の塗装がよかったです。G.P.M展示会で見ていたので覚えてました。
 四位はHIDE−O氏のHGUCサイコガンダム、やりました!144スケールなのに大型部門で入賞です!(笑)。独特のウエザリングがかっこよく、話題性という面でも相当注目を集めていました。やりましたね!みんなかっこいいって言ってましたよ。もともと「144だから小型だよ、これは有利だよ」と言って作ってもらったら、大型部門に分類されて笑った、入賞してよかった。

○ガンプラ小型部門
 ・大賞 HGUCキュベレイ (バーニィ(千葉軍団)) 32票
 ・入賞 HGUCガンダム改造「ソロモンエクスプレス」 (G.P.M UME) 21票
 ・入賞 HGUCジ・オ「GOOD JACK TIME」 (タケト(千葉軍団)) 19票
 ・入賞 HGUC百式 (アストナージ(千葉軍団)) 18票
 激戦だったと思われる小型部門、制したのはHGUCキュベレイを製作したバーニィさんでした。千葉軍団に入ってもらって、一発目のコンペでみんな負けちゃったのは先輩駄目すぎです、奮起せねば。みんな次回はがんばろうー(おー)。キュベレイに隠し腕がついていたり、全身のスタイルが変更されていたり、とにかくかっこよかった。肩のバラなんか手書きで一発書き、スゲー。UPが楽しみ。個人的には全大会のケイティさんのHGUCジ・オくらい心に入ってきました。
 二位はG.P.MのUMEさん。HGUCガンダムの背中にヤクルト製のバックパックを装備し、小林誠先生が描いたソロモンエクスプレスガンダムに!これは俺のツボにきました。俺もやりたくって電撃ホビージャパンのバックナンバーを擦り切れるほど読んでいるので、すげーやられた感があります。作りたいものがあったら、とにかく早くやろうと思いました。ネタ的にもおいしかったなー。
 三位はタケト氏のHGUCジ・オ。プロポーション変更をほどこし、かっこよくなっていました。いつもどおりのデカールワークもかっこよかったです。そしてウエザリングがよかったです。私的には今までのタケト作品は塗装がちょっと物足りないところがあったのですが、独特のウエザリングがほどこしてあり、全体として一つの個性を感じました。今後ますます期待されます。
 四位はアストナージのHGUC百式。HGUCの中でも初期型で作りにくいところがあったりするんですが、熟練の塗装技術できれいな輝きをもつ百式になっていました。すごいのはデカールを貼った形跡が見られない!うまいなー、と思いました。

○ノンジャンル部門
 ・大賞 ファイティングバックス (HALLさん)24票
 ・入賞 ブルーティッシュドッグ (大野利栄さん)19票
 ・入賞 ケンメリGTR (堀合潤さん)17票
 大賞はHALLさん、隙がありません。いつもながら、すごいクオリティです。
 二位の大野さんの作品は、バーニィのキュベレイとかぶっていたアイディアがありました、だって隠し腕があって、その手がMGキュベレイなんだもの。大野さん、隠し腕好きでしょ?(笑)。かつてカラミティガンダムに隠し腕付けてた人ですねー。かなりよかった!僕はこういうの好きです。
 三位のケンメリGTRはカーモデルでした。

○ジュニア部門
 ・金賞 ウイングゼロカスタム 8歳 38票
 ・銀賞 HGUCリックドムU 12歳 35票
 ・銅賞 MGサザビー 15歳 34票
 MGサザビーをフル塗装した中学生は偉いが、低年齢であればあるほど票が集まりやすいのかなぁ、という気がした。俺はサザビーがジュニア部門だと気づかなくって投票してなかった、ごめんね。

○特別賞
   特別賞は順位とは別にお店側でよいと判断した作品が選ばれています。
 ・店長特別賞 1/100 ストライクフリーダムガンダム (高師隆生さん) 12票
   17歳という若さではあるが、羽の延長工作や塗装などレベルの高い作品。
 ・スタッフ賞 ガンダムMk.Uver.2.0 (kazooさん) 15票
   色味がよくって、僕もかっこいいと思った作品です。

○ミニ四駆部門
 ごめん、メモってなかった。


【後 記】
■サークル単位で出したのは千葉軍団のHGUCゼータ祭り。
 最近は、G2000もG.P.Mもみんなで出すというのはなくなって来ました。というかG2000はスズキさんだけかな。Ksしょういは小休止中だし。それとG.P.Mもサークル単位ではなく、個人個人の参加ということでした。五味慶さんと北沢さんでマーシャルアーツと表示してありましたが、サークル名なのかな?

■出品数
○総出品数は119作品(9回)・82作品(10回)・73作品(11回大会)・73作品(12回大会)ということで前回と同じ数の出品数でした。

■各部門出品数
○大型部門 38作品(10回)・28作品(11回)・21作品(12回大会)
 おいおい、花形部門なのに少なすぎ・・・。
 次は狙い目なんじゃないのか、なんてね。
○小型部門 26作品(10回)・21作品(11回)・25作品(12回大会)
 激戦の様相であった小型部門。
 バーニィの大賞は読めたがそれ以外は読みにくかった。
○ノンジャンル 18作品(10回)・17作品(11回)・16作品(12回大会)
 参加する人が限られているような気がする。
 俺も出したいな〜。
○ジュニア部門 3作品(12回大会)
 三作品のみ、うちの娘も出せばよかったよ〜、あるんだよ絵の具で塗装したやつが(笑)
○ミニ4駆部門 8作品(12回大会)
 塗装の上手い下手くらいしかわかりませーん。

■私が気になった作品
・竹内小力さんの「0079 if」14票と「HGUCリックドム」6票
 NT−1アレックスをカトキガンダムとニコイチしてアムロ仕様に。ガレージキットとジム改等を組み合わせてジムスナイパーUを製作し、スレッガー仕様に。小型部門のHGUCドム、とてもきれいでよかったです。(なんだ、亀太朗さんかぁ、そりゃぁ、うまいよ〜)
・KOBAさんの「HGUCへイズル+アドバンスト」14票
 二個もつくったのに入賞できないのは残念。製作期間は短かったが見えぬ苦労は投票には反映されにくい。しかし、その勢いは大事です。ちょっとシールデカールの貼り方が・・・。
・Breakin大門さんの「HGセイバーガンダム」12票
 デカールワークとポージングがよくって私のツボに来ました。年齢もまだ若い方のようなので今後も期待しています!千葉軍団のマッシュ氏と方向性が似ている感じでしたね。
・マーシャルアーツ北沢さんの「HGUCガンダム カウンター迷彩」9票
 こういう迷彩とウエザリングの質感もあるのかと参考になりました。五味慶さんとともにマーシャルアーツとして出品されていました。
・S−EIJIさんのシャアザク 16票
 とても力強くかっこいいシャアザク。俺のツボに来ました。HarryさんやDOOVAさんの作った感じの作風。マッチョというかジオンらしいというか。いい作品作ってる方だと思います。
・けんたさんのHGフリーダムガンダム 16票
 1年がかりで作られたということで、とてもすばらしい内容だと思いますが、ポジショニングの悪さが響いたのではないかと思います。よく改修されていると思いました。ほとんどフルスクラッチに見えました。
・竹辺悦子さんのアムロ専用アッグガーイたん
 初出品、初ジオラマ、初スジ彫り、初改造で旧キットのアッグガイを出品されていました。女性ならではの楽しい作品にしあがっていたと思いました。今後もがんばってください!

■今回思ったことetc.
○私のHGUCリックディアスは小型部門で17票だったらしい、ここまで票があってよかったというか、ホッとしています。ネットでUPしても反響は他のサイトのようにないし(笑)。最近、他のサイトのオークション系の作品と自分の作品の違いで考えることがありまして・・・。
 イエサブゲーム店の豊田さんや、マーシャルアーツの五味慶さんなど、一部の方から「いい」と言ってもらえましたが、そういう特定層に印象を強く出せるのが私の強みかもしれません。オークションで受ける作品は広く受ける作品がいいと思いますが、強烈な個性とは別方向にあると思います。

○千葉軍団の入賞者が多いのですが、たまたまそういう結果になりました。いつもこういう風になっているわけではないです。少なくとも俺は仲間をひいき目に見るということはないです。かえって厳しいぐらいの目で仲間の作品は見ています。ガンプラ部門は46作品ですが、そのうち10作品近くが千葉軍団の作品、そして、みんなでお互いに駄目出ししながらやっています。みんな仕事や家庭におわれヒイヒイいいながらがんばっています。

○いい作品はたくさんあったのですが、見せ方の問題もあるかもしれません。ベースや製作コメントも含めて、一つの展示物としての完成度が求められている気がします。展示方法に一工夫あるかないかで“ヒキ”が違うと思います。

○少しずつ参加者は減ってはいるのですが、模型は年2〜4個は作っていこうよ。そうしないと腕が落ちる。時間はないようにも思えるが、締め切りがないということを考えればある意味、時間は無限にある。30歳すぎておもちゃ作ってるという意味では、人に見せて恥ずかしくない作品づくりを目指したい。

○アピールポイントがわかりやすいものがいいと思う。「これがウリなのだ!」と主張している作品に投票したくなる。どこに力を入れたのかわかりやすい作品がいいのではないかと思う。そういう意味では小型部門の大賞のバーニィの隠し腕付きHGUCキュベレイやノンジャンルの隠し腕付きブルーティッシュドックは、たまたま方向性が似ていたが、コンテストに強い作品だったのではないかと思いました。

○次のコンテストは8月です。参加費もなく、気軽に参加できるコンテストです。いい作品づくりをして、みんなで盛り上げていきましょう。俺もやるぜ!ガン王や百鬼夜行も楽しいかもしれませんが、地元を固めて、まずご近所さん同士で技術向上を目指したい。切磋琢磨っす。

 (2006.03.04UP) [RUN]