埼玉ガンプラ会所属、JOHIROさんの1/100「ゾゴック」。
ムオーン、そんな効果音が聞こえてきそう。ゾゴック・・・妖怪人間かジャミラか、そんな感じです。光るモノアイの位置がいい。ブーメランカッターの大型化、手足のバランス修正もバッチリ決まっています。旧キット改造がゆえに、なんともいえない味があり、しかも、かっこいいです。
「モビルスーツ全集水陸両用MS (双葉社MOOK) 」に掲載されたゾゴックイラストのバランスを追求するべくがんばった結果がでていると思います。最近出た本ですね。
最後の1作品を前にして、いい写真撮らせていただきました。
僕の隣のジュアッグを作ったアラーキーさんも、絶賛していましたよ。
[製作メモ]
JOHIROさんから製作メモと、製作途中画像をいただきましたので、掲載します。
丁寧な解説文を送っていただきありがとうございました。
「俺もつくってみたい」という方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
<作成するきっかけ>
もともと恐竜的なフォルムが好きで購入していたものの、作成する自信がなく本棚に積んであったものを、マンションの火災報知機の検査のために訪れた方が「かなりマニアックなキットをお持ちですね」と興味持ってくれたこと。
それをきっかけに、まずMG化されない機体だろうと思い、作成に踏み切りました。
<作成する前に>
当初は、MGズゴックに外装をかぶせて作成していくことを考えていましたが、太ももや腕が全く違うため、早々にあきらめました。(MGを1体、ムダにするのも勿体なかったので。。。←貧乏)
基本はキットをそのままに、関節は市販のボールジョイント等で作りこむこととし、「モビルスーツ全集水陸両用MS (双葉社MOOK) 」のゾゴックのイラストがベストと考えていたため、これに近づけることができるよう作成しました。
<改修内容>
・頭
形状はキットそのまま。
ただしモノアイを光らせるため、内部に電池ボックス(単4×2本)を仕込むため、分割を全面中央とし、左右に開くように変更。モノアイは、目立たせるために豆電球サイズのLEDを使用。
・腹部
設定では腹部にカッターが仕込まれているようだが、勝手にコクピットがあると解釈し、ズゴックを参考に腹部パーツをでっち上げ。
・股間
キットのままだとかなり大きいと感じたため、上下:4.0mm、左右:5.0mmほど幅詰め。
・腕
ひじ関節はイエローサブマリンのダブルボールジョイントを芯に、プラパイプを使用して可動を拡充。その他は塗装を考慮して、すべてポリキャップ接続に変更。
手は1/60 PG Zガンダムから流用。
・脚
太股および股間の根元のパーツは、前後に3.0mm幅まし。
膝関節はプラパイプ+ポリキャップを使用して関節を自作。
太股内に関節パーツを盛り込み、引き出し式にして可動拡充を実現。
すねは上下に6.0mmほど延長して、接着面で4.0mm幅まし。
・バックパック
形状はキットそのまま。ただし腕および脚の関節部分を自作したことにより延びたため、ボリューム不足となったため、MGシナンジュのプロペラントタンクを流用し接続。なお本体とはネオジム磁石での接続とした。
・武器
ブーメランカッターのみ。
キットのブーメランカッターを芯に、ふた回りほど大きくしたものを1つ作成。
これを「おゆまる」で複製して10枚作成。
※1/60ジャイアントバズーカを持たせようとしていましたが、完成できませんでした。
<苦労した点>
キットを仮組したところ、腕や足がほとんど曲がらない(万歳しかできない)ため、フル可動化を目標に関節部分を集中的に作成することを考えたところ、イエローサブマリンのダブルボールジョイントが強度が高く、さまざまのポーズを取れると思い、これを中心に作成。自分の理想とおり動きができる関節を作ることが、いちばん苦労しました。
しかし結果として、、、
イエローサブマリンのダブルボールジョイントが固すぎて、自由に動かせない。
またモノアイのために仕込んだ電池ボックスが重く、すぐにひっくり返ってします。
このため、モデサミ2では素立ちでの展示としています。
(関節が固い&電池ボックスの重さで、素立ちならばかなりの安定感があります。)
いちばんの売りにしようと考えていた部分を、披露できず残念な結果となったのが自分としては心残りでした。
ただ、モデサミ2の紹介文にも書いたとおり、これが今の私の精一杯の作品になります。 |
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