モデラーズサミット2 「フルレポート 百花繚乱!」

 No.147 まつおーじさん[firstAge]の1/35「my sweetest」2位(119票)
 [まつおーじさんコメント]
 ファーストガンダムのラストシーンです。いろんな角度で見てやってください。どうですか?エンディングが流れてきましたか?ぜひ歌って泣いちゃってください。

 〜yes my sweet〜 yes my sweetest〜
 I wanna get back where you were〜 
 愛しい人よもう一度〜
 〜yes my sweet〜 yes my sweetest〜
 I wanna get back where you were〜
 誰もひとりでは、生きられない〜

 アムロ君、カイ君、ハヤト君、セイラさんはUCHGコアファイターのキットの改造。
 他のクルーはパテやプラ材、複製などで作りました。
 スペースランチは、プラ材で作りました。

 まつおーじさんの作品、1/35「my sweetest」。

■スクラッチによる造型
 フュギュアはコメントにもあるようにほとんどのキャラクターがフルスクラッチ。漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 」より、安彦良和先生が描くキャラクターの表情をエポパテ造型によりスクラッチがされている。
 ランチもフル・スクラッチ。キャノピーは何回も何回も失敗して作っている。各部品も完成形をみたらわからないけど、苦労・失敗の塊。何度も何度も部品が折れても、心を折らずして、この姿になっている。
 各キャラクターのポージング、配置、そして表情・・・すべてが高いレベルでまとまっている。失敗を繰り返しても、形にしたいイメージがあった。情熱の塊である。

■撮影時の会話
 この作品を撮影した時に、まつおーじさんがブースにいたので、いろいろお話しながら楽しく撮影させていただいた。
 ここまですでに140以上の作品を撮影し、2000枚を超える撮影をして到着した状態だったので、相当疲れてはいたが、不思議と何枚も何枚も撮影していた。写真の枚数として多かったのはこの作品とカワシマさんの作品だったかと思う。

俺「うわ〜これは写真撮り甲斐があるなぁ。いっぱい撮ってしまって回るペース落ちちゃう!」
まつおーじ「うわ〜、ランさんにそういわれるとうれしいな〜」
俺「いい作品っていうのは、何枚写真撮っても違う表情がでてくるんですよね、うわ〜いい絵とれてるよ!レポート楽しみにしていてください!」
 なんて会話をしながら、何枚も何枚も撮影した。次のブースにいけないほどの引力があった。ここでは、その中で厳選した写真を掲載している。上からドラマが見えるように写真を配置してみた。
 特に下から2枚目は、うしろの黒服を着た人がナイス・アシストで、アムロが宙に浮かんでいるように見える。フルスクラッチのランチ、ホワイトベース隊のフュギュア、アムロ、コアファイター、すべての構成要素が1枚におさまり、宇宙の1部を切り取ったかのような奇跡の1枚!

■目指したもの
 この作品、どうやら、まつおーじさんの描いたイメージはさらに高みを目指していたようだ。本当はベースを宇宙空間のように光の演出をしたり、ランチの電飾をもっといろいろしたかったようだ。コアファイターも、もう少しダメージ表現やエイジング(最終話なりの経年劣化)を加える余地もあったかもしれない。しかし、そういうことが問題なのではない。まつおーじさんが夢見た景色が、作ろうとしたイメージが、俺の頭に伝わる。伝わるってことが重要なんだ。

 モデラーズサミット会場でありながら、無限の宇宙の一部がここに切りとられている。それぞれの写真を通していきいきとしたホワイトベースのクルーの表情が伝わるだろうか?顔をもっと寄って撮影したかったが、配置の問題もあり、作品の全景をとることに集中してしまった。
 それぞれの角度、構図、焦点が俺の目だ。みんなは俺の目を通してこの作品を見ている。俺がみんなに見せたいイメージ、ちゃんと伝わってる?心震えてる?

■my sweetest
 「my sweetest」とは、私の一番甘いところ、という意味ではなく、「最高に居心地のよい場所」つまり、自分が一緒にいることで幸せを感じられる人たちの中に飛び込んでいくことかと思う。

  「ごめんよ・・・・まだ僕には帰れるところがあるんだ。こんな嬉しいことはない・・・・。」

 俺はこのモデラーズサミット2に参加するまでの2年、とてもつらいことがあり、すごく落ち込んでいたことがあった。その時にモデラーズサミットがあったら、俺はこんなレポートを作るエネルギーはなかった。しかし、家族が、仲間が、助けてくれた。
 そして、このモデラーズサミット2の会場で、名古屋組が、G-stが、HMCが、コジマ塾が、First-Ageが・・・たまにしか会わない仲間たちと笑った、喜んだ、全力で撮影して楽しかった。生きてる感じがした。僕にとって、ここが「my sweetest」。俺が楽しそうに撮影していたのは、その想いがあった。うれしかったんだ。

 俺たちにも帰る場所がある、みんなで遊んで笑って・・・こんなにうれしいことはない。

 今回、参加できなかった人、当日作品を出せなかった人、みな何かの問題や、モデラーズサミットより大事なことや大変なことを抱えていたのかもしれない。しかし、また、やろうよ。また会おうよ。俺たちには帰る場所がある。

■循環するメロディー
 Believe!人は哀しみ重ねて大人になる
 いま さみしさに震えてる 愛しい人の
 その哀しみを胸に抱いたままで
 Believe!涙よ海へ〜帰れ〜
 恋しくて、募る思い 宙(そら)茜色に染めてく〜

〜yes my sweet〜 yes my sweetest〜
 I wanna get back where you were〜 
 愛しい人よもう一度〜

〜yes my sweet〜 yes my sweetest〜
 I wanna get back where you were〜
 誰もひとりでは、生きられない〜

■Re:Start
 まつおーじさん、モデラーズサミット2位、おめでとうございました!
 いい作品見せていただきました!
 でも、今回の作品が新しいハードルになっちゃいましたね。
 お互い、また新たなスタートをきりましょう!