2008年2月24日 ワンダーフェスティバル2008[冬]

 平成20年2月24日(日)にワンフェスに行って来ましたので、レポートというほどでもないですが、体験記を書きます。
 ワンフェスは、「ガンプラが好き」という人だと、ちょっと方向性が違うような気がしますが、全国のさまざまな造形家・造形物が集まるので、刺激になります。フュギュアやロボットや生物などさまざまなガレージキットが展示即売されているので、立体物好きにはたまらないイベントです。では体験記スタート!


5:00
 起床、7時まで模型づくり。今やっているのはHGガンダムデュナメス。ほぼ整形が終わったので、これからサフを噴いて傷をチェックするところまで行きました。(イベントの日でも模型を作るのです。)

8:30
 あんまり早く行っても、寒風吹きすさぶ中、並んでまで欲しいものもないので、炎神戦隊ゴーオンレンジャーと仮面ライダーキバを娘たちと見てからノンビリと出発。
 娘たちはお友達とひな祭り会をやるということで、一日時間をあけてもらいました。ただし、夜、私が「タコヤキ」をみんなに振舞うということで、夕方には帰るという約束で出発を許されました。

11:00
 私の家から1時間半くらいで国際展示場に到着する予定だったのですが、京葉線が強風で止まっていたので、11時頃に着きました。強風の中並ぶのが嫌で(コンタクトレンズにはつらい)ので、早めの昼食をかねて、サイデリアで列が途切れるのを待っていました。

12:10
 列が途切れたので、ノンビリと進入。入場料を支払ったという証明となる2000円のパンフレットを購入し、会場へ入場する。
 大きく企業展示側と個人ディーラー側に分かれていて、個人ディーラー側に突入。今回のワンフェスの目的は、ネットで交流しているリンク先のモデラーさんやマイミクさんと顔を合わせてお話することなので、個人ディーラーのほうから攻めてみたのです。

 まずはCゾーンから順に網の目を縫うように異動する。最初に発見したのは、モデルグラフィックスの「だってプロップがほしいんだもんっ」で高橋清二さん。スレイブTのお話とかしたかったのだが、接点もないのでスルー。

 続いて金子辰也さんを発見。金子辰也さんの模型教室に通って以来、お会いすれば少しお話させていただく程度なのだが、あんまり会話がはずまないので、軽く挨拶して一緒に写真とってもらって、握手してもらってスルー。

 続いて、荒木智さんのブースを発見。アンコールワットの遺跡を売っているというのがすごすぎ。モデルグラフィックスのボトムズ特集の時の作例が展示されていた。模型力というか、造形力というか、すごく力のある方で、時々いろいろな場所でお話をさせていただいています。奥様のミカさんもやはり模型を作ったりコンテストで入賞していたりと、すごい御夫婦です。奥様と大越友恵さんがお話されていましたが、接点もないのでスルー。
 (下の写真は荒木さんの販売していた1/35アンコールワット石像)

 それから移動しながら、個人ディーラーが売っているモビルバクゥ(100円)、1/35陸ガンの腕(1250円)など、買ったりした。他に買ったのは100円のモデグラバックナンバーと、白化しないという瞬間接着剤。あんまりお金は使わなかったなー。

13:50
 こどもたちとの約束で、残り1時間くらいしか会場に滞在できないことに「ハッ」と気づく。あわてて企業ブース側に移動。こちらでもガンプラは概ね半額以下で打っている。ワンフェスではガンプラは基本的に半額以下なので、こういう時にまとめ買いすれば安く買えるかも。絶版プラモなどは逆に高額の値札が付いている。

 それから、ホビージャパン、電撃ホビーマガジン等のブースをチラ見。このゾーンは有名な方、顔出ししている編集長さんら多数発見。横山宏先生にお声をかけたかったが用も時間もないので、スルー。

 「天元突破グレンラガン」のイベントなどあって、ゆっくり見たかったのだが、時間もなかったのでスルー(スルーばっかりだな;汗)。

 コスプレイヤーはいろんなところを歩き回っているのだが、写真撮影は定められた場所以外は禁止。仮面ライダー電王のコスプレイヤーさんなんかは撮影したかったなぁ。
 それにしても、おっぱいをほとんど出してるようなコスプレにはどうしても目がいってしまう、いや(汗)、男なら普通の反応でしょ。じっと見てても不自然っ、スルー。

14:30
 ここからまた、ディーラースペースへ移動する。
 残り時間わずかとなったが、がんばって全部を見ることにする。
 ホビージャパンで活躍していた森さとし氏を発見。新しいジオラマを作っていたので、撮影させていただきました(下の写真)。森さんの過去の作例のあれがよかった、これがよかったなど、楽しくお話をさせていただきました。今、製作代行のお仕事をやっているそうです。

 それから、モデリズムの小林和史さんと、過去の電撃ホビーマガジンの記事「ソロモンエクスプレス」の話などで盛り上がった。
 下の写真は小林さんのオリジナルロボット、「そろそろ2号ロボが見てみたい」とリクエストさせていただいた。
 小林さんが追加受注をネットで受け付けたところ、完売したそうです。見る目がある人は買う作品である。

15:00頃
 帰り際に、女性のひとだかり(といっても3〜4人くらいだが)を発見。人だかり自体はめずらしくもなんともないのがワンフェスなのだが、その奥に見たことのある人、なんと小西克幸さん!まわりにガードする人がたくさんいて、さらに急いでいる様子だったので、とっさに「握手してください!」といいました。そしたら、私の目を見て、ガッシリ固い握手をしてくれました。
 小西克幸さんは私が大好きなアニメ「天元突破グレンラガン」のカミナ役、最近では「機動戦士ガンダムOO」でヨハン・トリニティをやっています。グレンラガンでは、神永レオ(カミナがオレ)の名で、マツケンの声も内緒であててたりしてるんですよ。いやーかっこよかった。イキオイのある声優さんで凄くオーラがあった。

 で、今回の目的として、山田卓司さん、荒川直人さんとお会いするというのがあったのだが、お二人とも会うことができませんでした。というのも私はお二人を見かけたことがあるのですが、マイミクさせていただいてから、お会いしたことがなくって、一度ご挨拶をしたかったのです。
 私はミクシーでマイミクする相手は、基本的に相手の顔がわかる、一度会ったことのある相手とマイミクするようにしているのですが、会ったことのない方には一度ご挨拶しておきたいという気持ちがありました。また次の機会に、ということになりました。

19:00
 帰宅。結局タコヤキパーティはなかったのですが、早く帰ってこどもたちが喜んだのでよしとします。

 僕はガレージキット買わないけど、いろんな人と会えて、そして、いろんな刺激を受けるという意味では、定期的に参加(見学)しておきたいイベントだな〜と思いました。

■つくづく思ったこと
 こういうイベント参加して思うのは、“ガンプラより”のモデラーさんには「MODEL RUNNER」は、見られていて、私との会話も極めてはずみ、楽しい時間をすごせるのだけれども、ミリタリー系モデラーさんやマシーネン系モデラーさんとは、正直、あまり会話がはずまない。いや、そういうモデラーさんの中でもガンプラ作るモデラーさんとは会話がはずむのです。
 あらためて思ったね、会話というのは、共通のモノを見ている時に話が成立するのであって、違うものを見ている者同士って会話がはずまないんだなー、と。
 友人でも、恋人でも、夫婦でも、親子でも、会話がはずまないということは、違うものを見ているから。会話をはずませたいなら、同じものを見ていないと駄目なのではないか、と。会話が弾まない原因は、見ているものが違うから。
 「MODEL RUNNER」見ていてくれる人は、そこで共通言語がうまれる。グレンラガンでも、ガンプラでも、共通に認識できる言葉があれば会話が成立する。会話が成立しない、会話が盛り上がらない、というのはどこかに根本的に問題があるんじゃないか、と、思った。
 こどもの時はそれがわからなくて、会話のあわないグループに入りこもうとしたけれど、実は、本当に仲良くなれる友達ってのは、きっとどこかにいて、あの時、無理に友達になろうとする必要はなかったのかな・・・などと考えてみたりする。
 娘たちと同じものを見ている時は、会話が成立するが、娘たちと違うものを見ていると会話が成立しなくなる・・・のかな。
 [RUN] (2008.03.24 UP)