PRINCIPALITY OF ZEON MASS PRODUCTION ARTILLERY TEST TYPE MOBILE SUIT
MS-06K ZAKU CANNON

製作 :コジマ大隊長 [塗装館]
使用キット :1/144 HGUCハイザック、HGUCザクU、ザクキャノン
2007年 「もしもしMSV」 参加作品

■ザクキャノン
 このお題を頂くにあたりカッコイイMSはハナっからパスして、いまいちダサイといかモッサリした奴をカッコ良く仕上げてやろうというのがテーマでした。
 特にザク系の中では顔や足の造形が特異であるキャノンは挑戦しがいのあるMSだったとおもいます。

 ベースにはHGUCハイザック(胸、肩アーマー、脛、靴)とHGUCザク(腰、上腕、太もも、足首)、そして08版ザク(前腕)の3個イチ+得意のプラ板工作で作業しました。
 MSVザクキャノンは一応入手しましたが脛のダクト部分にゲージとして使用しただけです。ラインの整合を取るための幅増しやパテでの修正など細かな作業を相当やっておりますが、通常のHGUCザクのラインから脱却できた点では満足しております(あのムチムチ感がいまいち好きでないので)。
 細かなディテールにはドラゴンのAFVキットのパーツなどもバラして使用しており、これがなかなか良い感じで雰囲気を出してくれました。

 リアルタイムでMSVを見ていた世代なので「リアル感=AFVの方法論」という昔の公式を当てはめて汚し系の塗装で仕上げてみました。一気に20数年前にタイムスリップしたような気分での作業を今の道具と技術でやってみるという面白い体験をさせてもらったと思います。


 塗装館所属、コジマ大隊長のザクキャノン。
 基本的にはHGUCハイザックと旧キットのザクキャノンの組み合わせだが、バックパック、右肩のシールド、両脇のビッグキャノンなど、旧キットが使えないと判断したパーツはプラ板による新規成形、そしてこのカッチリ感。モノアイレールまで作りこんである。
 ふとももあたりの複数ある排気ダクトは一度中を取り除いた状態にしてからプラ板を挿し込み、それから成形したそうです、聞けば理にかなってるんだよなー、自分でやるとどうしよー、と思うんですが。チッピングも部位によって色を変えるなど、ウエザリングも決まっていました。
 コジマ大隊長は、まさに08の隊長のように大阪方面のみんなをまとめているんだなーと思いました。いろんな人と話をするとコジマさんの名前があがるんです(いい意味っすよ:笑)。百鬼夜行以来、大阪の連携はさらに強まっているようにお見受けしました。もっとコジマさんとお話したかったのですが、すっかりガンプラモデラーの熱気ある台風の渦に巻き込まれ、私もあっちこっちしていましたので、今ではちょっと心名残です。最後に名古屋駅で別れるときに固い握手で再会を誓ったのでありました。
 [RUN] (2007.01.13 UP)

 コジマ大隊長からコメントをいただきましたので掲載しました。
 AFV系のキットからパーツ持ってくると作品が引き締まりますよね。
 勉強になります、っていうか、この作品から多くを学びたいです。
 余談ですが、千葉軍団のおっちゃーがコジマ大隊長のザクキャノンを見てへこんでいました(笑)、負けんな、おっちゃー!スーパーなザクキャノンを作るんだ!
 [RUN] (2007.01.21 製作コメントUP)