G.P.M展示会 上原みゆきさんの作品

 ホビージャパンで数々のフルスクラッチ作品、マイナーモビルスーツ作品、大型作品、キット作例などを発表するプロライター上原みゆきさんの作品群。すごいぞー。

 巨大な二振りの刀を持つ「フルスクラッチ ソードカラミティガンダム 1/100」。
 ホビージャパンが大型化され、その2号目である2004年11月号で表紙を飾った作品です。発注をホビージャパンから受けてから納品まで一月くらいしかなかったのですが、きっちり期限に間に合わせていました。「僕はドラえもんじゃないんだけどなぁ」とボヤキつつも、期限をきっちり守るところはプロだなぁ、と感心することしきりでした。
 僕もソードカラミティを使ったジオラマを作ったのですが、造形や塗装などはこの作品をかなり参考にさせていただきました。この場をおかりしてありがとうございました。

 ホビージャパン2005年3月号掲載「1/100 EMF−10 ヅダ」。 
 MGザクF2、MGザクUなどを使用したスクラッチビルド作品。ザク系モビルスーツでありながら細身でかっこいい。足首はHGUCザクUの足がMGザクUのヒールパーツを履く構成になっているところが面白い。これも細身でかっこいい!
 上原さんはあまりスプリッター迷彩はしないのですが、模型を引き締めますね〜。ウェーブのラインデカールなどデカールワークもさすがです。俺はこのデカールをあんまりつかわないので今度使ってみようかな〜

 キット作例「1/100 ZGMF−X24S カオスガンダム」。
 本来の設定にない“羽”がついているのが面白い。作例の割にはかなり思い切った改造をしているようです。上原さんは細かいところは筆で塗り分けてしまうということでした。

 ホビージャパン別冊「機動戦士ガンダムSEEDモデルvol.4 紅の炎編」に掲載された「1/60 MBF-02 ストライクルージュ」
 PGでないほうの「1/60 ストライクガンダム ストライカーウエポンシステム」を使用。各面をシャープに仕上げています。塗装はもちろんのこと、VHFアンテナや、各部の削りこみにより「鮮烈」という印象でした。

  「ホビージャパン2004年8月号」及び「ホビージャパン別冊 機動戦士ガンダムSEEDモデルvol.4 紅の炎編」に掲載された「フルスクラッチ 1/60 GAT−X252 フォビドゥンガンダム」。誰もが口をそろえて言うのは「フォビドゥンガンダムすげえよな」。カメの甲羅のようなリフターの大きさもあって、迫力満点でした。
 どの上原みゆき作品もすばらしいのですが、これは特に多くのモデラーから評価が高いように感じます。だってみんな「すげーすげー」って言ってるし。
 ベースキットは60分の1フリーダムガンダム。大きなリフターパーツはエポパテで作った原型をヒートプレスして製作しています。ディティールなどはニュータイプに掲載されたイラストを参考にしているようです。

 ホビージャパン2005年10月号に掲載されている「1/100 RX-098 プロトタイプリックディアス」。MGリックディアスからの改造です。
 上原みゆきさんは、色のセンス(=色のセレクト)がすごい人なんだなぁ、ということをあらためて感じた作品。明るい色調で目立っていました。

 ホビージャパン主催、ショップ対抗コンテストのキャラクターロボット部門で100点満点という脅威の点数をGETして1位となった「フルスクラッチ 1/100 ジムスパルタン」。私的には改造のポイント(=改造の見極め)がすごいなぁ、と思った作品です。

 ガンプラLOVEに登場したゴッグ。おもしろいなぁ、俺もこういうオリジナル作品作ってみたいなぁ。テカテカした塗装も面白い。

■かいんさんもこの日、展示会場に見えていたのだが、「パーツ流用がすげぇ」と感心していました。思いを形にする力がすばらしい!感動だ。
 他にもホビージャパンなどで発表された様々なフルスクラッチ作品などがあったんですが、写真のクオリティが足りず、今回はここまで、みんなすまん。でも、会場に行った人は全部見たんだよね〜。足を運んだ者だけが得た感動があるということです。