濱薫さんは、今はHJのライターとして活躍していますが、ここではライターデビュー前の作品を紹介しています。フォルムを大胆に変えたり塗装に特徴があったり、コンテストに強い作品が多く、実際オラザク選手権や街コンで数々の賞を受賞されています。 |
オラザク選手権で審査員特別賞を受賞した「TEAM−XX」。 大角基夫さんもカブトムシ、クワガタをモチーフとした作品を作りたかったらしく、相当くやしがっていたのが思い出されます。ガンキャノンの配色が独特な感じがします。 |
イエローサブマリン千葉店のコンテストで入賞した「ヘラクレスマークU」。 この作品をパッと見たとき、僕は“プロっぽいな〜”と思いました。この時はライターではなかったのですが、腕は素人のそれと違うものを感じました。事実、ホビージャパンにはじめて登場した時に、もっと早く登場してもよかったような表現でかかれていました。なるほど納得です。 MGゴッグベースですが、連邦軍の機体のようです。 これもカブトムシ風の角が印象的です。 |
これもゴッグベース。「S−COMMANDER」。 MGゴッグはいじりやすいと濱さんから伺ったことがあります。顔の中にグフ系の顔が見えます。ヘラクレスマークUの場合もそうですが、顔を変えると違う機体に見える。モビルスーツにとっても顔は重要な構成要素なんですが、割と濱さんはそこを大胆に変えてくる。 |
オラザク選手権で上位につけた1/100ハンブラビ「CRIMSON−VIPER」。 マスターグレードのキットのパーツを芯にしたフルスクラッチ作品です。 他の入賞者には悪いのですが、僕的にはこれが大賞でもおかしくなかったのでは?と思っています。最近のオラザク選手権は俺(RUN)のいいと思う順番と発表された順位が違っている。まぁ、点数式になってからちょっと違うのかな。 この作品をつくるにあたり、濱さんは「イメージ」をしっかり持って製作にあたったようですが、「イメージ」を固めるってみんなできてます?手を動かしながら完成像を考えるのではなく、先に完成像を思い浮かべて、そこから逆算して手をうごかすってことです。濱さんの作品はテーマやイメージがしっかりしています。 |
MGハイザックベースの「HI−ZACK A.U.E.G」。 濱さんの作品の中ではおとなしい感じの印象です。この作品を見て千葉軍団のJGがかなり刺激を受けていました。両肩のスパイクアーマーと迷彩がマッシブな雰囲気を作り出しています。 |
G.P.M主催のSEEDコンペの作品、つまり8時間で製作した作品。 すばらしい!この作品をHAPPYのショーウインドウで見たとき、かなりの衝撃を受けました。コレクションシリーズのモビルジンから作られたものですが、濱さんは事前準備なしでこれをサササと作り上げるんだからすごい!きっとこれも当日キット買うところからスタートしてるんだろうなー。 マフラーや布系の素材は、ティッシュや布などに瞬間接着剤を染み込ませて固めているのだと思います。パステルワークがすばらしいです。 |
これもSEEDコンペ作品。コレクションシリーズのモビルバクゥから作られたものですが、「忍犬」という感じですねぇ。銃はAFVのキットから持ってきているみたいですね、そういうパーツ流用がかっこいい。 |
ジェットモグラ。濱薫さんはスケールモデルや他のジャンルの模型もかなりいろいろ作られているようで、その知識やセンスがガンプラ製作にも活かされているようです。この作品はウエザリング表現がすごくかっこよくって、実際のサンダーバードに出てきてもおかしくないような塗装がほどこされていました。 ■他にもドクロのような顔を持つMGドムやイエサブ千葉コンに出品された作品に数々が展示されていました。 |