ここでは、私がSEEDコンペで学んだことをいろいろ書いてみたいと思います。 【可動の研究】 |
これは、BJPM(ブロックジョイントプラモデル)だと思います。とあるガレージキットメーカーから発売されたやつですよね(たぶん) ボールジョイントだけでっここまでロボット形態になるんだから、SEEDコレクションシリーズなんかも可動を組み込むのはそんなに難しいことではないのかもしれないと思ってきた。 G.P.Mの切込み隊長も、ポリキャップを利用して可動を組み込んだり、ユニットとユニットを接続するのをよくやるらしい。なるほど、ユニット単位で接着しなければ塗装も楽だし、いろいろ実験的な組み合わせもできるかな、と思った。 【SEEDコレクションの功績】 今回、ガンダムSEEDのコレクションシリーズのキットを実は私はじめて作りました。値段が安いので結構、だいたんな改造もできるし、それこそノコギリでパーツをどんどんつないで変な模型を実験的に作ることも楽しいと思います。もちろんかっこよく仕上げることもできますよ。特に可動軸にとらわれない大胆なポーズ変更は結構病みつきの楽しさがありました。 最近のガンプラはコンピュータで作っていて、私はHGジャスティスとコレクションシリーズのジャスティスをいろいろ比較してみたのですが、パーツによってはコレクションシリーズのほうがモールドが良好だったりします。 うちの親戚の小学生などは、私がプレゼントした結果、いくつものコレクションシリーズを作りあげています。最初は、私も「なんだこりゃ、これはあんまり欲しくない」と思ったのですが、新しいものになればなるほど、いい製品になっています。 【コンテストというもの】 よく、BBS上で「そちらはコンテストで盛り上がっていて楽しそうです、私が住んでいる地域ではありません」という話をよく聞きます。はたしてそうでしょうか? イエサブ千葉のコンテストは第1回のコンテストをやろうと私は働きかけ、今では多くの模型仲間と出会えました。ハッピーのSEEDコンも第5回を迎えていますが、これもモデラー同士がお店と一体になって、努力した結果“自分たちで楽しもう!”と努力した結果、こういう風になったのだと思います。 模型誌で開催している大きなコンテストでは、いい作品でも小さな紹介の一コマで終わる場合があります。コンテストがない地域では、少しずつ友達をみつけて自分たちでコンテストを開催してみてはどうでしょう? 【小さな模型店】 ホビーショップ「ハッピー」というお店は決して大きなお店ではありません。しかし、以前、プロモデラーの越智信善さんの経営する「マエストロ」に似たものを感じました。お店の人がいつもにこやかで、やってくる人たちが気がねな無くお店をのぞくことが出来、また、お客さん同士の交流がある・・・ 例えば、確かに量販店のヨドバシカメラやラオックスは模型そのものは安いです。でも、“モデラーを育てる”という意味では、弱いと思います。お客さん同士が楽しく模型情報を語り合える空間、それが模型店に求められているものだと思います。 人間にはゆとりが必要です、模型店にもゆとり、“お客さん同士が交流できる場”というのがあるといいと思います。 【夢は大きいほうがいい】 もし、今後も模型を作ろう、模型を楽しんでいこう、という30代、40代の模型好きは、地域の子どもに模型を楽しんでもらう企画を考えるというのもいいと思います。今のガンプラ世代は30代が中心です。世間的に言えば、社会を牽引する年齢です。そういう力のある者ががんばれば、何か面白いことができると思うのです。 【MAX塗りやバンダイエッジもいいが】 どうも雑誌媒体の大きな模型コンテストでは、作品の塗装や加工の丁寧さなどが強調されます。そういった作品でないと勝てません。確かに私も芸術品としては、そういった作品がいいと思います。技術的に素晴らしい作品というのもそういう作品だと思います。 しかし、子どものように一日で塗装まで一気に楽しんで自分の思いをぶつけた勢いのある作品というもの、楽しんで作るという本体の目的を忘れては趣味というのが居心地が悪くなると思います。 以上、つらつらといろいろ思ったことを書いてみました。 |