ヒラリー夫人


 ヒラリー夫人。
 米国元大統領の・・・ではなく、わたしの永遠のテーマである、ある人物のことなのだ。

 彼女は私と同年代の子供をもつスーパーウーマン。
 今でも難なく三交代勤務をこなすツワモノである。三交代といえば、かなりの激務。体力を容赦なく奪っていく。深夜勤務明けなんてのは、脳みその思考回路がストップし、かつ狂わし宇宙語でもしゃっべているかのようになる。帰宅後はまず、休息。・・・1時間・・2時間と、たとえ今まさに泥棒が侵入して来ても絶対にわからない位の睡魔に襲われている状態が続くのだ。私は眠り続ける・・・が、
 しか〜し!!ヒラリー夫人は違うのだ。深夜明けでも、ゴルフ。基礎体力、作りが違っていた。

 そんなヒラリー夫人との出会いは、10年以上前にさかのぼる。
 私が地元に戻って就職した病院でだ。配属されたのは整形外科病棟だった。そこにヒラリー夫人は存在した。年齢を感じさせないフットワークの軽さから、私はだんだん彼女に吸い寄せられていった。ゴルフ、スキー、テニスと今までやった事ないものにどんどんと引き込まれ、一通り道具を揃え、チャレンジ・チャレンジとやってみたものの・・・どんくさい私は付いて行けず トホホホ。でもヒラリー夫人は全てにおいてかなりの腕前なのだ。まさにただ者ではではない。
 そして、彼女には全てといっていいほどに色んな幸運が舞い降りる。道路で10円拾った程度のものではない。偶然というより必然なのだ。自分を信じ、マイナスをプラスに変えるそんな力がみなぎっているのだ。前へ前へと年齢を重ねる事を楽しんでいるかのようである。

 身内以外でこんなにも魅力を感じ、尊敬出来る人に出会えた私は幸せなのだ!
 う〜ん、いや、これは私の実力、人生力だわ。
 きっと、宝くじに当たるほどのものだわ。ホーホホホ。
 あれ?ヒラリー夫人がのりうつった?