BANDAI 1/144 SCALE PLASTIC KIT "MOBILE SUIT GUNDAM "
GAT-X370 RAIDER GUNDAM

製作・文 :おっちゃー
使用キット :1:144 HG レイダーガンダム
第9回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト ガンプラ小型部門出品

 第9回イエローサブマリン千葉コンテストにて、我が千葉軍団が「SEEDプロジェクト」なる物を企画しました。作例チックな作品を全員で作る!という内容でした。
 私の担当機体はレイダーガンダム。当初残っていたのはストライクかレイダーでした。前回1/100でストライクは作ったのでパス。そんな理由でレイダーです(エーッ!)

 作品はコンテスト終了後も全機店頭に飾られるという事でしたので、製作の方向性を見た人が「これくらいなら作れるな!」と思えるような作品にすることでした。難しい改造や、難しい調色などはせず、誰にでも真似できる作品を目標としました。

 しかし1/144のSEEDシリーズは塗り分け部分がとても多く、後ハメ加工は免れませんでした。クロー部分と羽(?)の部分は後ハメ加工はとても面倒くさい!レイダーのキットが発売され、「よし、来月はレイダーの作例が雑誌に載るな。参考にしよっと♪」なんて思ってたら、1/60GP01が同時期に発売になり、レイダーの作例は隅のほうに追いやられ、簡潔化されていました(汗)

 そんなこんなで製作を開始、400番の紙やすりで全体をペーパーがけの後、600番まで。塗装はDHMのNAOKI氏のレイダーを参考にさせていただきました。と言ってもベースはガンダムカラー「レイダー用」です。適当にスーパーホワイトを混ぜて、淡い色を出そうと思ったが見事失敗に終わる・・・

 バーニアには800円もするスーパーメタリック(スーパーアイアン)を使用し、クリアーカラーで焼け表現を付けてあります。今回凝ったのはそれくらいだな・・

 今回はデカールは無し。機体別にチームに分かれていまして、私のチームのお二人がデカールは貼りませんという事でしたので、私も貼りませんでした。自デって普通の人真似出来ないし・・

 最後に全体につや消しクリアーをエアブラシにて吹き、極フラット仕上げ。展示にはコトブキヤのフライングユニットなる物を使用。ハンマーは真鍮線に挿しベースに固定しました。

 キットの感想はというと・・ちょっと初心者向きではないな、と思いました。初心者の方には他にももっと作り易いキットがあるはずです。あまりお薦めできませ〜ん(笑)


 製作コメントは、おっちゃー氏のHP「Plarc B'z」よりいただきました。
 コトブキヤのフライングユニットの正式名はメカニカルベース【フライング】です。フライングユニットで検索するとM1アストレイとかジャスティスとか出てきます(笑)
 さて、この千葉軍団SEEDプロジェクトは、「なぜこの機体をつくることになったか?」というのが一つおもしろいみどころです。おっちゃー氏のレイダーが振られた理由はそういうことだったのか〜!
 たしかにこのHGシリーズは、マスキングを多用しなければならず、MGなどでマスキングをあまりしないキットになれた人には、フル塗装はつらいシリーズではあります。事実私もHGジャスティス製作の際には大苦戦。しかし、きちんと作ってやれば跳ね返ってくる、そんなシリーズだと思います。
 今回の製作の趣旨は「作例チックな作品」ということで、「子どもがあこがれるような」「モデラーになりて〜と思わせる」クオリティということで製作発注をみんなにしたと思ったのですが、なぜかおっちゃー氏は少し解釈が変わっているように読み取れる。おっちゃーのデカールチューンした作品を見てみたかったな。[RUN]
  (2004.08.14 UP)

 さとっしぃ氏のカラミティと、オクトバー氏のフォビドゥンを加えてUPしました。やっぱり遠近感がつくと写真にも奥行きがでていい感じですね。[RUN]
 (2004.09.14 写真追加UP)