E.F.S.F MASS PRODUCTIVE MOBILE SUIT
MS-06F-2 ZAKUU F2

製作・文 :KOBA.
使用キット :MG F2ザク
第11回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト出品

 千葉軍団企画、今回は『ザクのワンメイク』ということでスタートしました。
 私は無謀にも『ギラドーガにする!』と無謀な宣言をしたのを今でも覚えています。制作意欲はあるんだけど技術がついてきていないという無謀かつ呆れたことを宣言したものです。
 結局ギラドーガは間に合わず締め切りぎりぎりでノーマルザクに切り替えて制作することにしたわけです。ただノーマルに作っても面白くないのでジオン仕様と連邦仕様の武器を持たせてフル装備としました。

 全体的な工作ですが時間がほとんどなく、見えるところだけ合わせ目を消しました。それでも顔だけは鋭い目つきにしています。

 本来ならば全パーツにペーパー掛けを行うんですが、今回はまったくもって時間がないため「台所用のクレンザー」でごしごし下処理をしました。荒っぽい方法ですがパーツを痛めず結構な時間短縮になります。

 サーフェーサー噴きですが一度本体を組み立ててそのままブシューってな感じで塗り残しの無いように噴いちゃいます。細かいパーツはばらしておのおの噴き付けます。

 塗装はガンダムカラーの量産型ザク用をベースにホワイトや濃い目の緑を混ぜて色調を整えました。面の広いところへはホワイトを混ぜ、一段明るめの色を噴き付けてグラデーションをかけてみました。エナメルの乗りがよくなるように艶消しを噴き付けてエナメルの濃い緑をウォシング、色を定着させるため再度艶消しを噴き付けました。

 短期間で作ったんですが忙しいとはいえ結構楽しかったです。 


 短期間でつくったとはいえ、「かっこいい!」と思った。
 確かに時間をかけて、細かい改修をほどこし、ディティールを盛り込み、グラデーションを時間をかけてかける、というのも模型の楽しさではありますが、勢いにまかせて楽しんで作るというのも、大切なことだと僕は思っています。
 KOBAさん自信、これ完成した時、「おっ、かっこいい、俺天才かも!」とかくらい思ったのでは?(笑)
 途中まで製作していたフルスクラッチのギラドーガ、そちらもいつかまた手をつけてやってください。たぶん、その時はきっとすごく技術レベルがあがって、きっと全面的にいじることになるかと思います・・・。
 つくりかけが一杯あるのは悪くないのですが、「他の作品やってるうちに技術レベルがあがって、前の自分の工作に納得いかなくなる現象」ってないっすか?過去の自分を否定しちゃうっていうか。

 あと、私が撮影する作品で、「全体像が写ってなくって、端が切れている」というコメントをいただくことがあるのですが、1枚目のような写真になります。2枚目と比較した場合、絵としては2枚目のほうが迫力があるので、1枚目のような写真はあんまり使わないことが多いです。コンテストの出品状態と全く同じ展示状態をHP上の絵で再現するのは難しいため、絵としてのかっこよさを優先させています。だからよく「実物をみないと伝わらない」とも言っています。
 [RUN] (2006.02.02 UP)