BANDAI 1/144 SCALE PLASTIC KIT "MOBILE SUIT GUNDAM "
MBF-P02 ASTRAY RED FRAME

製作・文 :KOBA.
使用キット :1:144 HG ガンダムアストレイレッドフレーム
第9回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト ガンプラ小型部門出品 

●参加するきっかけとなったのはRUN団長からじきじきに「入団」と「SEEDコン」のお誘いがありました。入団については即答でOK。SEEDコンは面白そうな企画だし、いい勉強になるかと思い少し考えて参加を決意しました。
 自分が誘われた時には「アストレイRF、アストレイBF、プロビデンス」の三体が空いていて、アストレイを選んだ場合「ら教くん」とのペアで参加、プロビデンスを選んだ場合一人での参加、当初「プロビデンス」を選んで自分のスタイルを存分に注ぎ込もうと考えていたんですがそのままでは今までと同じ、こんな機会にこそできる「チ−ムを組んで作業する」を選択しました。

●久しぶりの1/144、パーツがちっちゃいくせにモールドやパーツがしっかり再現されていることにまず驚きましたね、仮組みした感想は「かっこいい!」の一言、かっちょいいポーズもばっちり決まるし文句なし。ということで全体的に気になるパーツの「エッジ」「厚み」を処理しつつ「後はめ加工」をする、この三点を重点に置き作業を開始しました。

●頭・・・顔面とヘルメットを後はめ加工、ヘルメット部分の接合部分にちょうどモールドがあるため非常に苦労しました。一度失敗したのでアストレイBF(予備として購入してた)の部品を拝借。流石に2回目だと上手くいきました。

●胴体・・・この部分の後はめ加工は特に問題なく作業できました。まぁ気になる襟もとだけは薄く加工しました。これで頭を大きく左右に振り回せます。

●腕・・・後はめ加工で2番目にてこずったところ。下腕のところをエッチングソーでちまちま切り落とします。手はHDMを使用、手首に四角いバーニアパーツを取り付けてすかすかした感じを無くす。

●足・・・後はめ加工で一番てこずったところです。どうすれば自然に後はめ加工できるかいろいろ悩みました。結果、膝の裏をちまちま切り落としました。足首には丸いバーニアパーツに置き換えました、可動に多小ですが支障がありますが見栄え重視ということで付けました。

●塗装・・・せっかくエッジだしをしたので圧塗りをさけるべく隠ぺい力の高い白を探しました。当初「ベースホワイト」を使おうと思いましたがこれも厚ぼったくなりそうだったので却下、そこで今回は「フィニッシャーズカラー」の「ファンデーションホワイト」を試しました。うん、いいですね隠ぺい力も高く乾燥後は表面がざらざらしなくていい感じ、結構癖になります。全体にファンデーションホワイトを塗装しその後、赤、白を塗装しました。最後に艶消しでオーバーコート。ら教君の提案で所々グレーをアクセントとして塗り分けています。

●仕上げ・・・MDプリンターでデカールを制作、膝などの曲線には「マークソフター」を使って綺麗にはりました。ベースはら教くんとのコンビということで同じ感じのベースを作りました。


 アストレイブルーフレームを「もみあげ牧場」のら教氏がつくって、二人でコンビのあった作品です。デカール作成が二人ともできるのでデータを交換しあって、共通のタッチの作品を作り上げました。トーンがあっているので二つの作品を一つのベースに乗せて共同出品なんてのも斬新だったかもしれません。
 KOBA作品で気になったところは、ヒザなどの曲面にうま〜くデカール貼っているな、と思いました。これに関していえば私の写真表現がキットに負けてます。もう一度写真を撮りなおしたいな〜。
 (2004.08.06 UP)

 というわけで写真を取り直しました。一枚目の写真が私のお気に入り。コメントを読んで、「そうか〜、KOBA.さんがプロビデンスを選んでたら俺の小型部門大賞はなかったのか〜」としみじみ運命のイタズラ(?)を感じました。ホワイトに「ファンデーションホワイト」を使っているところなんかも、よく考えて作られている様子が伺えました。
 (2004.09.06 再編集コメント UP)