■フリーダムはまだMGが発売される前だったので劇中のイメージを優先的にスレンダーな体型にしようと思いました。結果、かなり個人的な趣味がはいった作品となってしまいました。コンテストということを考えればアクセントとなるカラーリングや武器なんかをつけると良かったのかもしれませんが、塗装もシックな感じになってしまい少し反省しています。ただコンテストで小スケールながら少しでも目立てばと羽を広げた時の印象を良くするために羽を設定より2枚多くしました。設定から外すのにはかなり勇気がいったのですが、結果的にはふやしてよかったと思っています。 |
ざっと改修ポイントを書き出します。 ■小スケールで弱点となるプラの厚みはポイント的にプラ板工作を加えることでスケール感をあげることを目標にしました。胸のダクト、スネのバーニア、腰のビームサーベル基部などがそれです。小スケールながらも、デジカメで撮影された時にも無様に見えないように何度も作り直した部分です。何人が気がつくか、と思いながら作った場所ですが、切り込み隊長さんなどは一発で気がついてくれたので見る人は見てくれるのだと嬉しかったポイントです。 ■体型はスネ、モモ、下腕、上腕、胴の部分でかなり延長しました。特に下腕の部分はプラ版のハコ組みに初めて挑戦した部分で、かなり苦労しました。キットの持つだるい曲線がこの工作でかなりひきしまったと自己賞賛ポイントです(笑) スリッパはキットよりフラットとになるように削り込みました。ウエスト部分は延長ついでに初めて2重関節なるものを仕込んでみました。可動範囲は広くないですが初めてにしてはよく出来たと思います。ポージングの時に映えると思ったのですが、苦労の割りには?というポイントでもあります。 ■ヘッド部分は馬ヅラではなくGFFのMK−Uをイメージして犬顔になるように削り込み、ヘルメットもかなり削り込んで小型化しました。誰も気がついてないと思いますが、頬あてなどもけずりこんで、プラ板で再作成しています。 あとは定番のアンテナのシャープ化です。 ■ウイング部分は大きいほうが目立ってかっこいいと思ったので1センチほど延長しました。コンテスト前にキットを落としてしまい、思いっきりウイングが折れてしまったのにはへこみましたが・・。 ■表面処理については、しつこく、それこそ1ヶ月がかりで何度もデジカメで撮ってはチェックしました。小スケールの表面処理をきっちり仕上げるのは本当に難しいと思いました。しかし、苦労の甲斐あって、前回のザクのリベンジはできたかと思います。 ■全体を通してですが、今回のフリーダムのポイントはプラ板工作です。かなり苦労して行った作業ですが、それなりにうまくいってくれたと思っています。 総制作期間で4ヶ月。毎日時間を費やし、完成した時は燃え尽きました(笑) コンテストでも票を多少は集めることができましたが、やはり目立つ、というテーマに関していえば失敗だったんでしょう。人より有利な主人公機でありながら入賞できないというのは問題ありますね(笑) 次回がいつになるかわかりませんが、今回の反省をふまえて次回は目立つ!をポイントに作成したいと思います。 ただ、それでも目立つ事ばかり気になって大味な作品にはしたくはないんですが・・。 |
全身にわたってよく手をいれてある印象を受けます。モデルグラフィック的なフィニッシュ。かなりの技術や気遣いが感じられ、技は一流だと思います。 コンテストということでは、「一般受け」する何かが欲しい気がします。 (2004.10.03 UP) けんた氏からコメントをいただいてUPしました。プラ板工作、各部シャープ化とプラキットベースにもかかわらずガレージキットのような繊細な印象を受けます。羽が2枚多いところなどは非常におもしろいと感じます。非常に高い工作力、技術力のある者であると私には感じます。 本人もコメントしておりますが、「目立つ」ことでは入賞を逃したかもしれませんが、見てくれる人には確実に評価は得ている作品です。大丈夫、素晴らしい作品です。 けんたさんは事情により千葉軍団を退団することになりました。大事な仲間だし今までもいろいろ思い出があるので残念ですが、ご本人の都合もあるかと思いますので了解しました。逆に私はいつ復帰されてもいいように今の仲間と千葉軍団を守っていかなくてはなりません。 退団を了解した後、無理を言ってこのコメントを私の最後のお願いで書いていただきまいた。けんたさんがこの作品にこめた思いを知りたかった。デジカメで何度も作品をチェックするなどというところは見習わなければなりません。 けんたさん、しばし羽をやすめて鋭気をたくわえてください。 特に千葉軍団とか関係ないんだけど、お互いにお父さんですし、男です。 決意は内に秘め、お互いに歯をくいしばって家族を守っていきましょう。 (2004.12.25 コメントUP) |