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これを造るきっかけになったのは東海村源八氏のジ・オの作例(モデグラNo.235)にいたく感動したからでしてディテール工作に関してはパクるうんぬんというよりも挑戦という感じでやりました。ただプロポーションに関しては少しでもあの作例と差別化するためにもアプローチを変えてみました。 全体の工作としてはジ・オにMG「マスターガンダム」のフレームを内臓させる感じで全体的なプロポーションを成形し、各所に流用パーツを使い、あくまで手軽に「ここを何ミリ〜」とか「ここはパテ盛って〜」とかという作業は極力少なめにしました。ですのでジ・オのキットパーツ自体の形状を弄ったのは前腕2ミリ延長と隠し腕のカバー3ミリ延長+幅詰めとスタビライザー頭頂部をカットしてエポパテでスクラッチした程度です。しかし「重量感」、「ラスボスらしさ」を感じさせるような立ち姿には徹底的にこだわったつもりでいます。後は動力パイプをホームセンターで買ったマイクコードに変更と、全身にある50基のスラスターを全て開口(めっちゃ大変)とディテール、スジ彫りの追加です。 塗装、デカールは作例を参考にそれらしく。 流用パーツ使用箇所
○スタビライザーがあまりにも薄っぺらかったのでHG「Ex-Sガンダム」の膝パーツを加工して厚み増し。 ○前腕インナーパーツにHG「ジンハイマニューバ」の両足に付いている増加ブースター(?)のインナーパーツを加工して使用。(イメージソースはモーターヘッド) ○手首の基部にあたるパーツにHG「ゼクアイン」の上腕パーツを加工して使用。(手首はHDM連邦用) ○バックパックに付いている羽(?)が妙に小さく感じたのでPG「エヴァンゲリオン」からそれっぽいパーツをチョイス。 ○スネカバーにMG「ガンダムMk−U]膝ユニットのパーツを埋め込む感じで。 ○胸部の下側にPG「エヴァンゲリオン」のまたしてもそれっぽいパーツをチョイスして増加アーマーみたいな感じに。(イメージソースは小林誠氏のイラスト) ○肩はスラスターユニットを切り離しMG「マスターガンダム」の肩とそれをくっ付ける感じで。 ○腹部はMG「マスターガンダム」の腹パーツを1センチ程延長したモノにHGメカニクス「ノイエ・ジール」の胸パーツを合わせ、エポパテにて形状修正。 ○隠し腕はマシーネンクリーガーのジャンクパーツで適当にデコレート。 最後まで読んで下さってありがとうございます。(ペコリ |
う〜ん、かっこいい!実にかっこいい。第11回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト小型部門で大賞となったこの作品、密度感があって、実にいいです。 模型で感動することはあまりないのですが、感動した!作品群の中でも王者の風格がありました。製作には5か月くらいかけたそうです。時間をかけて取り組んだ様子が伝わる作品です。 凹モールドはパワーグリップという模型用のノミで彫りこんでいるそうです。縦にグサッとさしてそこをゲージとして彫りこんでいくということでした。早速私もイエサブ千葉でパワーグリップを購入。また、ノミを研ぐときはドレメルのルーターにビットをつけてそれで先端を尖らせていると聞きました。う〜ん、勉強になる。他にも彫刻刀の話をいろいろしたのですが、ケイティさんもオレもいろいろ買って自分で使って試しているという点で共感できるところがありました。塗装も淡い色合いがとってもよくって巨大間が演出されていたように思います。ディスプレイのほうも気配りが行き届いていて丈夫につくってありました。 余談ではありますが、私はガン王2005東京大会で審査員特別賞をいただいた「ダブルソードアタック」を今回のイエサブコンの小型部門に出すか、ガン王に出そうか迷っていたのですが、イエサブに出したらこれとぶつかっていたのか・・・ [RUN] (2005.10.12 UP) |