E.F.S.F PROTOTYPE TACTICAL MOBILE SUIT
RX-78GP02A GUNDAM

製作・文 :HIDE−O
使用キット :1/100 MG ガンダムGP02
第15回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト出品

【はじめに】
 ガンダムの名を冠するMSは多数ある。その中で一番好きなガンダムは?と聞かれれば間髪いれずにGP02と答えることが出来る。
 しかし、MGのGP02は・・・格好悪い。GP02のデザインは模型として設計しづらいのかもしれない。旧キット1/144GP02は卒倒しそうな位出来が悪かった。あれに比べればMGはとっても良いのだが、重モビルスーツになり損ねたガンダムのようで縦に長すぎる。一つ一つのパーツの出来は良いので、少しの改造でだいぶ格好良くなることは間違いない。随分昔の電撃ホビーマガジンでもそうした作例が掲載されていたので参考にすることに。

【製作ポイント】
○頭部
 顔の部分を後ハメ加工。
 ついでにヘルメットに再接着する際目つきが鋭くなるよう調整。
○腕部
 上腕部分で3mm短縮。そのままだと貧弱な上腕になってしまうためポリパテで太らせています。また細いプラ板を貼り付けて面の情報量を増やしています。
 下腕のシリンダー部分はパーツと一体成型されており実感がないので別パーツ感を出すよう立体的に処理います。
○脚部
 一番の難所。モモの部分で5mm程度短くしている。切っている途中でこんなに短くしてよいのか不安になりますが、ここと腕の工作だけで見違えるほど格好良くなるので必須工作です。レーザーソウで内部フレームごとバリバリきりますが、切る場所は上手いこと考えてやらないと後で大変なことになります。モモを半分にして上部分を短縮するとちょうどよいと思います。モモ外部フレームはポリパテで調整しました。
○肩部スラスター
 基本形状はとても良いです。ただし青色部分のバーニア(?)がこれまた一体成型で格好悪いので、くりぬきプラ版で裏打ちした後にバーニアを新造しています。
 コトブキヤの小型バーニアを二段重ねしてバーニアっぽくしております。
○その他
 コトブキヤディティールアップパーツおよびエバーグリーンのプラ板でディティール追加。

【塗装】
○白い部分・・・1層目はガンダムカラーそのまま。
 2層目は1層目にホワイト、3層目は更にホワイトを加えたもの
○青い部分・・・1層目はガンダムカラーそのまま。
 2層目は1層目に蛍光ピンク少量+ホワイト少量
 3層目は更にレッド極々少量にホワイトを足したもの
○グレーの部分・・軍艦色に蛍光ピンク極々少量にホワイト
○銀色部分・・・スーパーメタリックのクロームシルバーにクリアオレンジとクリアブルーで味付け。
○バズーカ・・・艶消し黒+フラットベース
○墨入れ・・・フラットブラック+レッドブラウン
 クリアパーツには裏にラピーテープシルバーを張り込んでいる。

【感想】
 思い入れの強いガンダムだけに相当気合入れて作りました。
 出来上がった瞬間、自己満足で一人にやけていたほどです。
 でもコンテストで得票が全然伸びずこれまた完敗。
 でも個人的に満足できるGP−02が出来て本当に良かったと思ってます。
 [HIDE-O]

■HIDE-O氏のガンダムGP02。今となっては一世代前のマスターグレードの感もありますが、やわらかい色調できれいにまとめています。
 [RUN] (2008.04.12 UP)