MOBILE SUIT GUNDAM SEED
GAT-X303 AEGIS GUNDAM

製作・文 :HIDE−O
使用キット :1:144 HGイージスガンダム
第9回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト ガンプラ小型部門出品

【はじめに】
 1/144SEEDコンペイージス担当のHIDE−Oです。最初イージスに決まった時は、あんなピンクで男だか女だかわからん奴が乗っているMSかあ・・・と落ち込みました。まずはテンション上げなきゃと未見だったSEEDをいっきにレンタルDVDで見る。 あれ、これ面白い。イージスも格好良い!と単純な私は思い込んでしまいました。
 で、キットですが、基本的には格好良いです。しかしどうしても気になる点があります。どうも細いのです。ボディのスカスカ感も否めません。そこでこの辺を改修する方向で作業しました。

【製 作】
○頭が細い!そこでマスクはそのままに頭の周りのみポリパテを盛り若干太くしました。マスク部分は当然後ハメ加工です。
○体ですが、さてここが一番の問題点。どうも縦方向に長いのです。そして腰周辺のスカスカ感がいただけない。そこで写真の部分でカット。可動に影響のない範囲ギリギリまで削りこみました。長さにして3mm程度かな。
 更に胸部分もプラ板とポリパテで幅増。横方向に1.5mm、下方向に3mmほど延長しています。バインダーとのL型接続パーツはコトブキヤのマイナスモールドを貼り付けてポリキャップ丸出しを解消しています。

 胴体が縦方向に長くスカスカな感じがします。そこで胴体を短くすることにしました。胴体の中身パーツをまっぷたつにして適当に長さを詰めます。下の写真で左がノーマル右が分断長さ詰め後。

  

○肩パーツを切断して後ハメ加工。肩内部はスカスカなので、エポパテ盛って塞いでいます。手首はいつものHDM(ハイディティールマニュピレーター)。
○足首ソール部分が中空になっているので、エポパテで肉埋しています。それ以外はモールドを深く掘り込んだ以外は手を入れていません。
○武器は照準?の内側は透明プラ(恒例のコンビニ弁当蓋)を切り出して、銀ラピーを裏に張ったものを使用しています。
○バインダーは後ハメ加工しました。

【塗 装】
 いつものようにガンダムカラー活用です。がここで大失敗を一回しました。最初はいつものように黒立ち上げで塗装したのですが、赤みがかったピンクの発色が悪く、紫っぽくなってしまったのです。何度塗り重ねても紫が濃くなっていくだけなので、やり直しを決心しました。完成に近づいてきてからの塗りなおしは勇気がいりましたが、仕方ありません。
 全身をペーパーがけして塗装をほとんど落としてから、もう一度全身を真っ黒にし、赤の部分は白を吹きました。その上からガンダムカラーのピンク4を吹きました。面中心にはいつものように白を足したものを吹いてます。

【感 想】
 平成ガンダムもなかなか悪くないです。プラモとして、トイとしても一級品です。アニメ作品としても面白かったですが、オジサンとしては、兵器としてのMS、量産型が跋扈する作品が見てみたい。私はアンドロメダよりも主力戦艦にロマンを感じるのでした。


 いろいろ細かく手をいれているようです。HIDE−O氏の製作コメント読みたいところです。よろしくお願いしま〜す。[RUN] 
 (2004.08.28 UP)

 コメントいただきました、HIDE−Oくん、ありがとね。
 胴体や頭部などを自分好みのラインに修整を行っていますが、キットを持っていない人にはわかりにくいかな〜と思いました。
 また、どうもこのキットは変形機構がありHGUCバウ同様かなり股関節が開きやすく、足を広げて踏ん張ったポーズを決めにくいのが気になりました。このポーズだと足首が接地してなくて倒れやすいのです。倒れやすいキットを上手に展示することは大事だと思います。もし私がこのイージスをいじるとしたら、かなりオレンジ色っぽい色にして両手両足にビームサーベルを付けて飛ばし派手なポーズにすると思います、あのキラとアスランの死闘のシーンをイメージして「キラ〜!」って感じで。
 HIDE−O氏もかなりの技術力や模型知識がありますし、塗装なども気をつかってきれいにおこなっています。私の希望ですがHIDE−O氏の作風というのが欲しいなと思いました。すごい作品つくれる人だと思うのです。千葉軍団団長としてはそう思うのです。[RUN] 
 (2004.10.15 UP)