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<HGUCキュベレイ製作レポ> コンセプト:説明書のカトキ氏設定画、イラストと基デザインである永野護氏のイメージのコラボレート…特にF.S.SのMHに近いキュベレイ像を目指して製作しました。 [頭部] ツインアイスリッドを開口、眉間からクチバシにかけてセンター部分を一度切断、プラ板を貼りクチバシの延長と同時にフェイス全体の形状出し。後頭部の下にサイコミュ伝達アンテナ?(笑)風のモールドをプラ材で製作、両サイドに市販パーツでダクトを表現。ツインアイは頭部内部からパテを盛って作った基部に『ラピーテープ』製の物を貼り付け。 [胸部] センターと両腕接続部の三分割した後、放熱フィンを一旦切り離しセンター部は中央で切断3mmほど摘めた状態で再接着、その幅に合わせる様にフィンも幅調節、最初に付いていた向きと上下逆さまにして下に延びた状態で接着。両サイドのパーツをセンターからボールジョイントで可動する様に加工してそれぞれの基部にメカ風のモールドを設置。腹部接続用のボールジョイントを仕込む。 [腹部] キットパーツは使用せず、最初にポリキャップ(下部)とボールジョイント受け(上部)を仕込んで固めたエポパテの塊を削り出して製作(ここは特にMH色を出した部分。折れそうな位細く←大袈裟…爆)カトキ立ち?S字立ち?を意識して腹部上部は前下がりな形状にしています。筋掘りでディテールを追加。 [腰部] 通常よりも股の付け根を幅広くしたかった為(脚部を長くした為に脚長に見えるのが抑えられるかと…汗)股関節ブロックを一旦切り離しMGザクの物に交換、スカートアーマー接続部はキットのままなのでパテで形状出し。スカートアーマーはプラ板にエポパテを盛った物から形状出し新規作製。フロントアーマーは真ん中を盛り上げ下部先端を尖らせる様にパテで形状出し。 [腕部] 上腕部の可動部のみ残し切断、プラパイプを縦に割った物の間にシンチュウ線にスプリングを被せたパーツを挟み込み上腕のディテールを再現、前腕は後ハメ加工を施し中のピンク色のパーツを手首がほとんど隠れる様に形状変更、外部の白いパーツも大型化、それらしいディテールを追加。手首は『ハイマニケンプ用平手』の平を軸にプラ棒で指を製作。 [脚部] 太もも:一旦接着、合わせ目を消した後サイドのスリッドに沿って切断、後ハメ加工と外側二つの丸いディテールをMGボールのパーツに『ラインストーン』を組み合わせ別パーツ化。スネパーツ:MGザクのフレームを入れて接続加工、前方に延長。膝カバー:エポパテで尖らせ左右の丸一モールドごと可動する様に加工。 爪先:エポパテ&プラ板で延長と尖らせ。かかと:左右、後ろのバーニア?を市販パーツでディテール追加。 |
[バインダー] 内側(肩側)のラインが気に入らなかったのでエポパテで裏打ちし丸みを出して形状変更。ピンクの三本スリッドは一旦エポパテで裏打ちし剥がした後開口。色分け、別パーツ化を表現。反対側丸い二つのダクトはフィンを直接白いパーツにプラ板で追加。その他ディテールを市販パーツにて追加。 [ファンネルコンテナ] 外側の白いパーツをエポパテで大型化、ファンネルの砲口をアルミパイプに変更。 [隠し腕] プラランナーを基部に使い、各種ジャンクや市販パーツ、マニュピレーターにはMGZZを使用…指は三本だけ(笑)後は自作アクチュエーターや『ビニールパイプ』でドレスアップ。取り付け位置は背中のLMES2と書いてある部分を切断…そのパーツ(展開時は隠し腕の前腕に装着)との差し変えでノーマルにも出来る様にしてあります。ビームサーベルはHGガンダムの柄にイエサブでバラ売りしてた黄色のビーム刃を使用。 [その他] ポイントにRUNさんから頂いた1mmスチールボールを使用(RUNさんありがと(^^)) 各部『ラピーテープ』が貼ってあるスリッドはバインダーの部分で述べた様に、一度パーツ裏のダボや接続ピンなどを切断、ヤスリがけして面を出した所にオイルクリームを塗ってエポパテを貼り、乾燥後剥がして形状出しして裏パーツを製作しています。 各部関節、可動部には『ビニールパイプ』製の動力パイプを使用。 |
[塗装] サフ後 白:シルバー→アイボリー→(つや消し白+ホワイトパール)→つや消し白 紫:つや消し白→(青+赤+白=ラベンダー)→(クリア+クリアレッド) ピンク:つや消し白→(蛍光レッド+蛍光ピンク+白=パステルレッド)→(クリア+クリアレッド+クリアブルー=クリアパープル) グレー:適当調合 赤:(シャインレッド+レッド) 関節フレーム:メタルカラーアイアン バインダーの薔薇は一発手書き、上からつや消し白を薄吹きして刺青シール風に(笑) [ノーマル画像] 隠し腕は取り外しが可能なので、普通のキュベレイにもなります。 →ノーマル状態の画像はこちら [最後に] 今回『キュベレイ』という特殊なMSを作るにあたり、考えた事…『ラピーテープ、ラインストーン、ビニールパイプ』といった通常、兵器にはありえない『素材感』を出したくて使用してみました。 限られた時間の中、製作し7回目、三年かけてようやく『大賞』を頂きました(^^) これもひとえに応援してくださった皆様、投票してくださった皆様、そして理解ある家族のおかげだと思っております!ありがとうございました!! まだまだやりたい事はいっぱいある、一つの作風にこだわらず毎回新しい事に挑戦して行くのが自分の作風だと思ってますので、これからもどんどんプラモやって行きたいと思います(^O^) |
第12回イエサブ千葉コンでガンプラ小型部門の大賞を受賞したバーニィのキュベレイ。このホームページをみている玄人衆の方々にも十分納得いただける作品だと私は思っています。 製作途中の状態の写真を私はいくつか見させていただいているのですが、途中ですごくかっこよかった。「製作途中がかっこいい」というのは重要で、常に全体のバランスを考えながら作業をしている様子がわかりました。 それと、塗装はグラデーションとかウエザリングとかではなく、パールを挟み込んでいます。さらに曲線が生み出す影や、ディティール、デカール、メタルビーズなどのバランスがよいため、非常に「冴える」作品となっていると思います。 [RUN] (2006.04.08 UP) |