試作型グーン地中機動タイプ (3ページ目)

製作・文 :RUN
使用キット :コレクションシリーズ モビルグーン  Scale 1:144
 作品名:「試作型グーン地中機動タイプ」
「ゴールデンウィーク特別企画 SEEDコンペ!」参加作品

→(1)これまでの製作工程
→(2)完成写真

 下の写真が当日作業直前に喫茶店で書き上げたメモです。
 このメモがなくなっちゃって焦ったんですが、作業中頭の中に“イメージ”が残っていたのでなんとかなりました。

 目をつむって、「自分がすでに完成したものを見たかのように」書きます。頭の中で着色などもしてしまいます。パソコン上で事前に着色してイメージを見るのに似ています。絵の上手い下手じゃなくって、すべての工程が終わっているように頭の中で構築します。

 私はこういうメモを製作前に書いています。何をすべきか明確にするためです。メモがしっかり書けたときはもうあとは手を動かすだけです。

 いいメモがかけるかどうかは頭の中に「かっこいいイメージ」や「いろんな製作方法」を思い浮かべる必要があります。
 「かっこいいイメージ」を作り出すにはアニメやマンガ、特撮ヒーローなどが参考になります。「製作方法をイメージする」には過去の経験や、ホビージャパンなどの製作記事「こう作ったら→こうなる」というのが役立ちます。そういった意味ではライターさんの製作記事はとても重要なんです。

 今回のグーンはメモを見ずに製作したんですが、イメージの重要性をとても感じました。1日8時間で行うSEEDコンペでは特に重要なことだと思います。みなさんの何かの参考になればと思い、公開します。

 余談ですが、なんでこのメモがなくなったのかというと、私はメモ帳の裏側に書いてしまっていたので、作業会場で表紙からめくった時に「なっ、ない〜!」となりました(笑)
 (2004.12.26 UP)



 (自分がBBSで書いたことで申しわけないですがこちらも参考として)
 解像度 投稿者:RUN 投稿日:2004/12/23(Thu) 02:21
■どうも最近頭の中で「イメージ」とか「解像度」という言葉が飛び交っています。今年作ったプロビデンス、地中用グーンなどはかなり頭の中の解像度、いいかえればイメージがしっかりしていて、塗装や全体の雰囲気がイメージどおりになりました。大角基夫さんもオリジナルメカを作る時は「CGのゾイドなみの解像度」を持っているとガンダムウエポンシャア編で語っておられました。
 模型づくりには技術も必要ですが、ある程度の技術までは必ず身に付くので、そこから先は完成イメージが頭の中にしっかりあればあるほど作業が早いのではないかと思いました。
 また、頭の中のイメージが高い解像度で、すごくかっこいいものを思い浮かべてあれば、かっこいい作品ができるのではないかと思っています。だから私は積極的にかっこいいイラスト集や、かっこいいアニメ、かっこいいマンガなどを見て、頭の中でかっこいいものが思い浮かべられるようにしています。