モデラーズサミット2 「フルレポート 百花繚乱!」

 No.193 シナンジュさん[HMC]の1/144「ドム DE 乾杯♪」132位(4票)
 [シナンジュさんコメント]
 前回のモデサミでWildRiver荒川先生のハッピボックスにはとても感動しました。
 それがアイデアソースとなり出来たのが、持って色んな角度から作品が鑑賞できるビアジョッキ型作品ケースです。
 中のプロトタイプ・ドムについては、HGUCドムから作ったのですが、スネの部分の再現が難しくモデラーとしての未熟さを痛感しました。

 シナンジュさんの1/144「プロトタイプドム」。
 モデサミ1でWildriver荒川さんが出品されたハッピ・ボックスに刺激を受けて、ドムをアクリルケースに封じ込め、取っ手をつけて、ビアジョッキ風にしています。苦戦したという太ももも、ちゃんとできてるのではないでしょうか?

 実際に、私がドムも恐る恐る持ち上げたら、“グラッ”と来たので、そっと机に戻しました。このことをシナンジュさんに「足はどんな風に固定しているの?」と聞いたら「両面テープ」とのことでした。やっぱし・・・。もし、この手を使うなら、関節は完全固定で、足裏はせめてネジで固定しないとグラグラしてしまう。さらに、このアクリルケースだと、撮影がしにくいのが残念。

 キッカケは面白いのだが、練りこみがおしい。練り切りじゃないですよ、練りこみです。
 例えば、HGUCズゴックを透明なエポキシ樹脂に閉じ込めたりすると、足の裏も見えるし、球体ジオラマみたいになる。
 また、下半身だけ樹脂に埋め込んでも「持つことのできる水物ジオラマ」として面白いかもしれません。私もずっと前から暖めたネタはあるのですが、形になっていない。そういう意味では、シナンジュさんが挑戦したことは新しいし、記憶に残ります。挑戦することは大事だし、記憶に残るというのも大事だと思います。

 技術面のことをコメントで気にされていますが、技術は後からついてくるので、まず、作りたいもののイメージをしっかり作って、あとはハートに火がつくことが大事だと私は思っています。イメージに近づけるためのパワーと馬力は、ハートの火が燃えることでうまれると思うのです。

 前夜祭が隣の席で、かわいい奥様ともども、たくさんお話することができて、とーーても楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いしますね。