E.F.S.F PROTOTYPE CLOSE-COMBAT MOBILE SUIT
RX-78-2 GUNDAM

製作・文 :HIDE-O
使用キット :1/100 MG RX−78−2ガンダム(ver1.0)
第10回イエローサブマリン千葉店ホビーコンテスト ガンプラ大型部門出品

【はじめに】
 第二次ガンダムブームの原点であり、MGシリーズ第一作目のガンプラです。
 この作品が出た当時は、それこそ度肝を抜かれました。この製品までは、ガンプラといえば出来が悪い製品が多く、金型屋を呪ったものです(旧キットのGP-02やMS-07Hなど)。この製品でいっきにガンプラは進化してまさに次世代へと突入した感があります。
 そんな記念碑的作品を、ここらあたりで作っておきたくなり思いも新たに作成しました。 (というのは言い訳で本当は在庫減らさないといけなかったから) 

【製 作】
 今の目で見ると少々プロポーションにも難があります。人間とはどんどん贅沢になっていくものです。特に顔がどうも面長で全体的に細い印象を受けました。しかし松本州平氏的「改造しちゃあかん」をモットーとする私はいつものお気楽改修で。

・頭 部
 キットのフェイス部分の上部を若干削って、面長感を解消します。これだけでぐっとよくなります。
 もっとお気楽なのはVer1.5の頭部をそのまま移植することですが、ここは記念碑的作品に敬意を払ってキットの素性を生かさないとね。ヅラの中身があるとヅラがきちんと閉まらないので、そこはとった方がしっくりきます。
 ヅラがなんのことかわからない人は、ら教先生のHPへGO

・胴体
 肩だけ稼動式にしました。これも難しい工作ではなく、肩の取り付け部分を適当に切ってパテでこれまた適当に成形。稼動部分はガンプラ作ったときに余ったポリキャップを利用してアルテコで強制的に接着するだけです。これだけで自然にライフルを構えられるようになってグーです。

・その他
 足首にシリンダーのモールドがありますが、かえって格好悪いので削りました。

【塗装】
 最近流行らなくなってきたMAX塗りで。
 ○関節等・・・黒鉄色。
 ○白部分・・・ホワイト+クリアーブルー+蛍光ピンク
 ○青部分・・ガンダムカラー ブルー13+ホワイト+クリアーブルー
 ○赤部分・・クリアーレッド+レッド1

【感想】
 最近のMGシリーズに比べるとパーツ数も少なくストレスなく組み立てられます。
 MGシリーズ立ち上げの功労者達に敬意と大きな感謝を。


 ガンプラ15周年の年をむかえた1995年7月に発売されたこのキット。今から10年も前だ。このキットから続くMGシリーズの発売により、ガンプラファンの「出戻り」が多数発生することとなった重要なガンプラ。
 今となってみれば、(私の印象ですが)ヒケや合わせ目の目立つキットとなってはいるがよく仕上げていると思います。[RUN]
 (2005.08.03 UP)

 HIDE-Oさんから製作コメントをいただいたので、UP。
 MAX塗りということですが、私的にはセンターにさらにハイライト的にもう一段明るい色を挿すといいのではないかと思いました。
 足首シリンダーのモールドは、今となっては昔風な感じですよね。削って可動範囲を調整なんてのも一手か。[RUN]
  (2005.12.22 コメントUP)